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「テストの前だけ勉強すると意味がない」
という先生がいました。日常的に勉強し続ける習慣こそ大切、という主義主張です。だから、テストはいつも抜き打ちばかりです。いつでも高得点をとれるように準備することが大切。なるほど、一理あります。

ところで私は、近づいてきた健康診断を前に、あわてて食べ過ぎ生活を見直し始めます。そして、サラダとかお豆腐とかばかり食べ始めています。体重ばかり気になって、血液検査のことばかり考え始めます。

日常的に勉強をすることが大切、という言葉を「健康」に当てはめると、日常的に食事制限して「健康」を保持し続けることが大切ということになります。いつ健康診断が来てもいい体を維持し続けること…。たしかに理想的ですね。でも、なかなかできません。

でも、がんばれるときがあります。健康診断でDが付いた時です。
Dとはつまり、再検査を意味しています。それだけ、私の健康が害されているのです。そして、再検査までの間は、健康に気を付けて、日常的に食事制限をします。それは、
「毎日を幸せに生きるため」
なのです。さすがに、Dのままでいれば、病気になってしまうでしょう。そうなっては、幸せに生きることはできません。だから、必死に、健康的な生活ができるように心がけます。

勉強に置き換えると、「毎日を幸せに生きるために学ぶ」ということになりますね。

なんのために勉強するのか?抜き打ちでテストをする方法論や、いつでも勉強しておきなさい、という主義主張よりも、学ぶ価値が分かっていることが大切なのかもしれません。
「毎日を幸せに生きるために学ぶ」
そのことが伝わる努力が私たち大人にできれば、勉強をがんばれる子どもを育てられるのではないかと感じました。

                     三浦健太朗

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