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社会にもやもやしている方へ②~地理的視点を生かした授業~

実際に

今日は具体的に、社会的見方・考え方を意識した授業を探ってみます
三年生の「わたしたちの市のようす」をもとに考えてみましょう

Google mapの便利機能

市役所の周辺の様子について気づいたことを出し合っていきます
その際、googleのマップを使うと便利です
上空から見た様子がわかります
市役所周辺の様子を観察するときは、立体的に見ると、建物の様子がよく見えます
Google mapのレイヤをクリック
画面左下です

google mapに入り、レイヤをクリック

さらに3Dをクリック

右下の3Dをクリック
これだけで、ぐっと建物が集まっていることわかります
google mapで3D化した画像

市全体から見て

市役所は市のどこに位置しているでしょうか?
そして、それはなぜでしょうか?
考えると非常に面白いです
歴史的に、お城があった場所
地理的に、市の真ん中にあることや、海の近くにあることもあります
公民的に、人の暮らしに関連していることもあるでしょう
難しいことはさておき、子どもと一緒に考えていくと楽しいです
子どもに市役所の位置を提示して、発問します

google mapで八戸市を提示
八戸市、右の地図の赤い点が市役所

「市役所は、どんなところにあるのかな?」(地理的視点)
すると、「灰色(建物)になっている場所の真ん中にある」
「八戸市は鳥みたいな形をしているけど、その胸の中心」
などと意見が聞かれます
「なぜそんなところにあるの?」
と聞くと、
「みんなが行きやすい場所だから」
「真ん中にあると、みんなに近いから住んでいる人たちがケンカしない」
などの意見が出てきて、盛り上がります
6年生の政治学習にも役立つひらめきが出てきますね
こうしたことを、少しずつ積み重ねていくと、6年生での抵抗感が減っていくように思います

比較してみて

さらにもう一つ、追究の視点「比較」を使います
そこで、青森市の地図をもってきて、

今度は青森市
市役所の場所を比べてどうか聞く


「八戸市と違いますか?」
と聞きます。
同じという子もいれば、違う、という子もいます
ここが面白いところですね
「なぜ、そう思ったの?」
と聞くと、理由が生まれます
比較すると論点がはっきりしてきてわかりやすい
追究の視点として「比較・分類・総合・関連付け」は授業の中で意識していくと便利です
                       三浦健太朗


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