10月29日/言語を認識してもその概念を理解するには別の感覚が必要

"さあ、次の感覚、思考感覚へ進みましょう。

ルドルフ・シュタイナーは思考感覚について、
言語を聴き取り言語を言語であると認めるのとは
また別の感覚があるのだと示唆しています。

それは、言われているのがどのような内容なのかを
理解する感覚です。

ある言語(母国語とは限りません)がそれを
使いこなせるようになった人間にとって、
いわば透明な言語になったのだということができます。

私たちはその言語をつきぬけて、
何が言われているのかをたどることができます。

それは実に素晴らしい体験です。

私たちはすぐさま、知覚というものが持つ
全く別の相が、私たちの内へ流れ込んでくるのに気づきます。

つまり、聴いたことが、私たちの内で概念になるのです。"

　　　<<魂の扉・十二感覚>>

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