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4月7日/思考は内から染み出すのではなく、外からはいってくる

"思考内容の成立を人間の中に見ようとする試みは、
霊学的には、
ちょうど誰かが毎朝どこからか
壺一杯のミルクを手に入れ、
そしてある日、
どのようにしてそのミルク壺が
毎朝ミルクを自分の中から作り出すのか、
と考えるのにも等しいのです。

私たちはミルク壺の素材の中に
ミルクを生み出すようなものを
決して見つけ出せはしません。

ところが誰か、手伝いの女、というよりは
むしろ教員だったことがあるような近代的な主婦が、
そんなことはほとんどありえないとしても、
どうしたことかミルクが外からミルク壺に
入ったことに気がつかなかったのです。

私たちは壺の陶土から
どのようにミルクが滲み出てくるのかを
真剣になって考えるその主婦を
愚かだと思い、
そんなことは不合理だ、と思うでしょう。

けれども現代科学は
思考内容に関して、
これと同じような考え方をしているのです。



明らかにそのようなものはどこにもないのです。

ミルクが外からミルク壺の中に
注ぎ込まれなければならないように、
思考内容も人間の中に
外から入ってこなければならないのです。"

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