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~ゆるキャン△~僕の価値観を変えてくれたマンガ

こんにちは、二次元研究所所長です。
僕は「ゆるキャン△」という女子高生が冬の寒い時期にキャンプをするというマンガが大好きで、僕のキャンプに対する価値観を大きく変えてくれた程です。
皆さんはキャンプという物にどのようなイメージを持っているでしょうか?おそらく、「まったりとした非日常を楽しむもの」や、「自然の中で全力であそぶ」などというような「自由で楽しい物」というイメージだと思います。しかし、僕のキャンプに対するイメージは「上下間系が激しい物」や「常に時間に追われ、休む暇が無い物」というのが多いです。
一体何故キャンプにネガティブなイメージを持っていたのか、そしてなぜキャンプに対する価値観を「ゆるキャン△」は変えたのかについて説明していきます。どうぞ宜しくお願いします。

目次
1,ボーイスカウト
2,ゆるキャン△に出会う
3,ゆるキャン△が僕にくれたもの
4,最後に

1,ボーイスカウト

いきなり答えから入りますが、ネガティブなイメージを持っていた理由はボーイスカウトに6歳から9年間所属していたからなのです。
ボーイスカウトとは、主に野外で専用の制服を着てキャンプやハイキングや社会活動などの業界で言う「スカウト活動」を行う男子の子供達の事を言います。年齢により所属する隊が変わり、表にはないですが18歳からはローバースカウトというのもあります。

ボーイスカウトの実態

一見子供達を中心に活動するので楽しそうですが、実は全然楽しくありません。
隊の中で年齢の高い人から低い人までいる班に別れるのですが、年功序列の風潮がとても強いのです。僕の世代の班長は普段仕事をせずに大人の引率者である「リーダー」と呼ばれる人が見に来たときだけ仕事してる素振りを見せる人でした。抗議をしようとしましたが、ボーイスカウトは年齢が高いだけで偉いのでお咎め無しでした。基本的に班員のミスは班長のミスという風潮もあったので班長の当たりも強かったです。
そして、リーダーと呼ばれる人たちもひどかったです。すべての人がそうではないのですが、基本的に叱らずに体罰をしてきます。やめてほしいと言っても「ふざけんな!!」と言いながら体罰をしてきます。特に僕は隊の中でも厳しいリーダーになぜか嫌われたので、他の隊員に比べて理不尽に叩かれることは多かったです。

夏の長期間キャンプで病気になりかける

ボーイスカウトは基本週末に活動するのですが、夏には特別な活動があります。それは、夏休みを活用した「夏キャンプ」です。
八ヶ岳や焼津などの観光地で一週間キャンプをするというもので、ただでさえ辛いボーイスカウトを一週間通しで活動するというのは僕にとって地獄でしかありませんでした。
楽しいイベントもご飯やテント建てなどのやるべきことや天気などにより一つも出来なかったため、僕の心はとても疲れていました。1日が一週間ほど長く感じ、涙が常に溢れそうになり、大人に相談してもまた叩かれる、そんな日々でした。その時は祖父の七回忌があったので五日目で途中退場したのですが、帰ったあとに医者から「軽度の鬱だ」と診断されて3ヶ月間ボーイスカウトを休みました。
そのような思春期を送っていたため僕の心は「キャンプ=辛い物」というイメージが定着しました。

2,ゆるキャン△に出会う

究極までキャンプを嫌っていたまま時がたち、僕はとあるマンガを読みます、それが「ゆるキャン△」です。

あらすじと物語の衝撃

「ゆるキャン△」とは「まんがタイム きららフォワード」で連載されたのちに現在「COMIC FUZ」で連載している、あfろ先生による漫画です。
山梨県の高校に通う登場人物たちが冬の季節に富士山の周辺のキャンプ場でゆるくキャンプをするという物語なのですが、主要人物のひとりの「志摩リン」というキャラクターに僕は衝撃を受けました!!
彼女は作中で自分ひとりだけでキャンプをする、いわゆる「ソロキャン」というものをしていました。しかも、それを冬の時期にです。
普段は夏に大人数で他人に迷惑を掛けないことをルールとした常に時間に追われたキャンプをしてきた僕にとって、冬の張りつめた空気の中で焚き火に当たりながら自分だけの時間を楽しんでいる様子はとても羨ましいながらも、キャンプの本質を見させてくれたと感じました。

知らなかった「キャンプ」を探しに富士山へ向かう

ゆるキャン△を見たあとに僕は一つの決断をします。それは、「冬にひとりでキャンプに行こう」というものです。自分も主人公と同じようにキャンプすれば本当に面白いキャンプが見つかると思ったからです。
11月に古いキャンプ道具を押し入れから引っ張りだし、富士五湖の一つの本栖湖に一人で向かいました。なぜここにしたかというと、「志摩リン」が物語の一番最初にここでキャンプをしていたからです。いざソロキャンを始めると、なんと楽しいこと!!ボーイスカウトに所属していたため、焚き火やテント建てなどは順調に進み、自分のすきな物を作って食べて、そして時間に追われずに自分だけの時間をすごしました。特に、湖越しに見える富士山は圧巻で、写真を取るのを忘れるほどでした(笑)
本栖湖でキャンプしたことにより、僕は「本当のキャンプ」を実感出来たのです。

3,ゆるキャン△が僕にくれたもの

「ゆるキャン△」という作品を通して発見できたのは、キャンプの本当の楽しさだけではありませんでした。
ボーイスカウトのキャンプにより辛い思春期を送ってきた僕にとって、キャンプは辛さや理不尽の象徴でした。しかし、キャンプをゆるキャン△によって楽しい物だと実感したことにより、自分の辛かった思い出が救われたような気がしました。そして、辛いことの裏には楽しさが隠れていることを知り、ただ、楽しみ方が違うのだということを実感しました。
今でも僕は時々キャンプに向かいます、病気になるほど嫌いだったキャンプを今では大好きになり、人生の教訓を与えてくれた「ゆるキャン△」はまさに僕の価値観を変えたと言えます。

4,最後に

今回、この気持ちを皆さんに共有したいと思いこの記事を書かせていただきました。「作品は人の人生を変える」という言葉の意味をとても感じることができました。僕に素晴らしい物をくれた「ゆるキャン△」を是非皆さん読んでみて下さい。そして、いいねとフォローしていただければ僕の思い出が皆さんに届いたと実感出来ます、是非宜しくお願いします。
ここまで読んでくれた読者の皆さま、そしてゆるキャン△に関わるすべての人々に感謝をします。

ありがとうございました!!

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