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天命反転住宅〜表現とアートに思うこと

「死なないための家」そして
In Memory of Helen Keller
~ヘレン・ケラーのために~といわれる

荒川修作+マドリン・ギンズによる
三鷹にある【天命反転住宅】に、
友人たちがショートステイ中に、
愉快な仲間たちと遊びに行きました。 

天命反転住宅


訪れた部屋は、4人まで宿泊できる
「気配コーディネーティングの部屋」

訪れた人の身体を揺さぶる感覚が、
人間の持つ可能性に気づかせてくれるという
建物まるごとが、アートな空間。


気配コーディネーティングの部屋



なんと、床は、ぼこぼこ。

この写真正面の黄色い🟡お部屋は、
音の反射と響きが摩訶不思議で、
中で歌ったら、自分の後ろから
声が聞こえてきたり、、

とっても、おもしろかった。



その空間で、しばし過ごしていると、
身体の可能性とわくわくが
引き出されるような感覚がする。

色はカラフルだし、
とってもユニークだけど、
なぜか、身体が、心地いい。

思わず、住みたくなっちゃう空間でした。

この奥にトイレもある。ドアはなし。



トイレにはドアはなくて、カーテンのみ。

入りまあす!出まあす!
声をかけ合いながら使用しました。

おもしろかったなあ。

空間には思い思いに荷物や布をぶら下げて



きのうは、集まったみんなで、
いろいろ語り合いながら、
友人の手料理を食べたり、
すべてが、生まれるままに、
即興での、音遊びアート遊びもしました。

音楽・歌・ダンス・即興劇
それぞれの在り方がゆたかにあふれて
それぞれがゆたかに調和して、

天命反転の空間にも、
アクティベートされたような
1時間半ノンストップで、
たのしくカラフルな時間でした。

連れて行った楽器たち



あらためて、最近感じているのは、

本当に、表現っていうのは、
自分まるごとなんだよなあっていうこと。

何かを表現するときに、
自分にそんなことできるんだろうかって
思ってしまう人は、多いかもしれないけど、

でも、ちょっとドキドキする自分や、
自分を出すことをためらう自分、
どうしようかな〜っていう
そういう自分が、いてもいい。

上手くやろうと、しなくていい。
それが、大きい声じゃ、なくてもいい。

堂々と何かができることが、
正解なわけじゃないし、
別に、何もすごくなくていい。

"自分のいまのありのまま"を
まず、ゆるすところから、
すべてははじまると思うのです。


何かの【正解】を、目指すことが、
表現やアートなわけじゃなくて、

それぞれが、自分の【本質】
に降り立って、在ることが、
その人の【表現】を生む。



自分自身をジャッジしようとする
そんな自分自身のマインドをも超えて、

そのときに生まれてくる息吹を感じて、
そこにゆだねて、波乗りするように、
一緒に、空間をクリエイトしていく、

そんな時間が、たのしめたら、


誰が、何を、意図したわけでもなく、
誰が、プロデューサーなわけでもなく、

何かや誰かの理想の表現、を、
遂行するのが目的でもない。

その場に生まれてくる創造性の息吹を
みんなで、感じ続けられたら、


いつまでだって、
"創造" は、続いていくし、
"表現" は、調和しつづける。



誰かひとりの頭の中の
小さな想像の世界では、
決して生まれてはこない

想像を超えた
ゆたかな世界が、
みんなとの創造では、
拡がっていく。

意外性をたのしめたら、すべては心地いい



自分と場を信じて、
理想だと思っていたもの
それすらも超えて、

自己超越するのが、
アートや音楽の力だと、
わたしは、思う。


それは、そのまんま、
この社会の可能性でしかないし、

その体験とエッセンスは、
とてもとてもゆたかな
社会創造に繋がっていくと思うんだ。

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