蚕起食桑~かいこおきてくわをはむ~
体験することを大切にする教育
おしゃれセラピスト
葉山氣功整体にじ、井川ともみです🌈
少し肌寒い静かな朝の葉山
昨日に引き続きやわらかいゆったりしたエネルギーの今日、カレンダーを見ると
24節気では「小満」、72候では「蚕起食桑」、季節は着々と夏へ、夏至へと近づいています。
そこで思い出した長男と長女が蚕を学校の授業で飼って、家に持って帰ってきていた時のことを。
それぞれ3年生だったと思うけど、今でも鮮明に覚えている最初に蚕の幼虫を見た時の衝撃を!(笑)
いや自分もその昔、学校で蚕飼っていた!確かに。でも白い繭のイメージしかなくて幼虫の姿は記憶になく・・
学校から一人3匹幼虫をもらってきて家で繭になるまで飼い、観察する。
毎日せっせと桑の葉っぱをとってきてはかいがいしくお世話をしていた二人。
葉山は桑の葉が生えているところたくさんあるけれど、近所のおじさんのおうちの桑の葉が一番喜んで食べる!とか言ってそこのおじさんに許可もらってもらってきて
そのおじさんも毎年のことらしく、今年もそんな時期が来たんだなぁっていう具合。
そうしてどんどん幼虫が大きくなって(ひーーーー!)
ある朝白い糸を吐き始める。どんどん細い白い糸を吐いて繭を作っていく。
わーと喜ぶ子供たち!
しかし、一生懸命に育てた蚕は完全に繭になったら冷凍され殺されてしまう・・
長男はその時すごくショックを受けていました。せっかく毎日桑の葉を挙げて可愛がっていたのに、糸のために殺してしまうなんて・・
その後学校で繭から細い糸を紡いできれいな絹糸にしたのをしばらくずっと持っていました。
長女の時は3匹もらってきた幼虫が一匹ずつ死んじゃって大泣きした記憶がある。
人間は体験したことを記憶していく
長女と次女が通った葉山の幼稚園は「体験することを大切にしています」という教育方針で
とにかく何でもやってみる。
海遊び、磯遊び、山登り、ヨット遊び、どんぐりコマ、田植え、稲刈り
稲刈りからの脱穀まで。
木登りだって下から誰かが登るのを見ているだけではわからない、実際に木に登ってみて
木の幹は硬くてごつごつしているんだ、とか
木の上から眺める景色や
木から落ちたら痛いんだっていうことがわかる。
知っているのと体験してわかるのとでは全然違う、ということを知っていく。
その幼稚園の園長先生は
人間は体験したことは忘れない、と事あるごとに言います。
本を読んだり、テレビで見たりするだけの知識ではなく、自分で体験して初めてわかること。
私は子どもたちにもできるだけそういう体験をたくさんしてほしくて、そして海のそばで自然を感じながら子育てしたいと思って
葉山へ移住したことを思い出し、葉山へ来てよかったと心から思うのでした。
毎年6月初めに農家さんのご協力で小学生が田植えをしているのだけれど、今年はどうなるのかな、と氣になるところ。
いよいよ明日から小学一年生のおちびさん、分散登校がスタートです☆
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