扉絵

講師で長く雇われた学校で、本採用されるのか

長く勤めれば報われるか

私が先日、聞いた話です。
一人、ある教科の正規教員の募集がかかりました。
頭に浮かんだのは、2年前から嘱託教諭として働いていたA先生、やる気もあって、私の担任クラスの授業もビシッとしてくれてました。
印象がよく、A先生もこの募集で本採用になればいいのになと思っていました。
その教科の昔から働いている先生に、A先生のことを聞いてみたところ、意外な反応が返ってきました。
「いやぁ、A先生はあまりうちの教科では、印象は良くないのよ」「手広くできるけど専門性が薄い」
「それよりも今年から講師で頑張っているB先生のほうが専門性があって、評価は高い」
この話を聞いて、より長く一生懸命働いている先生が必ずしも本採用になるわけではないということです。
その時、教科などで必要とされる人材がバチッとハマる人が採用されます。


ハマれば、即採用になる人

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甘い言葉を信じきってはいけない。

長く働けばいい面も悪い面も見えてくることも関係すると思います。
人はどうしても、悪い面をフォーカスしやすい。そうじゃないでしょうか?
歴が短いほうが悪い面が見えづらく、評価が高い人もいるし、未知の若い新任に先生に希望を託すケースもあります。

実感としては、契約期間ギリギリ・今だと5年まで働いた人がそのまま本採用されることは少ないです。
学校のニーズにハマった人は、新卒や契約1年目ですぐ本採用されます。
そのニーズというのは、その学校にしばらくいると見えてきます。
この学校は進学校にしたいようだから、高学歴の先生を採ろうとしているなとか、国際交流など力を入れたい学校だから、英語を話せる先生を探しているなとか。
私はこの学校で必要とされているのか?というのは空気でわかると思います。単刀直入に教頭などに聞いてみれば、話は早いと思います。
聞きにくいと思いますが、時間は有限ではないので、思い切って聞いてみましょう。言い方が悪いのですが、本採用するつもりはなく、都合の良く講師契約で使い倒そうという意図が見え隠れする職場もあると思います。(この件はまた別項で)

長く働いても、本採用の気配がなければ見切りをつけて、他の高校に送る履歴書を書いたほうが良いでしょう。

point
長く働けばいつかは本採用、は幻想。見切りは早めに。

次回は12/7予定

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