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絵日記の補足 23年7月〜8月

自分の暮らしの満足感向上のために(いわゆるQOLの向上ってやつだな)絵日記を描いています。それをせっかくなので農園のインスタで公開しています。こどもたちの怒涛の夏休みが終わり、ついでに農園の方もシナノリップの収穫を終え、ほんのちょっとだけど一息。夏休みを振り返ります。


2023年7月〜8月の絵日記のページ

フジロック行ってきた

7月にフジロックに行った。家族でフェスデビュー。夫(=園長)がコリーウォン目当てでフジロックに興味を持ち、UAも出るから!と妻(=私)を説得し、子どもたちにはキャンプと音楽のお祭りだから!と説得し、行くことが決定したフジロック。結果、UAを見ることは叶わず、キャンプ道具を担いでの行脚は苦行で、幼児にはハードなトイレ事情をなんとか交わし、食べ物を買うために1時間並ぶ、夫は子どもたちをテントまで送り届けた後、暗闇の山道を猛ダッシュしてコリーウォンの舞台を目指す……というハードモードだったのだけど、総じて楽しかった

本当はフジロックだけでスケッチブック1ページぶんくらい描きたい内容があるのだけど、如何せん時間が足りぬ。フェス帰宅後はこどもたちの夏休みが迫っているし、片付けないといけない仕事もあるし猛暑で頭が働かないしで、「ボーボーペンギン」描いたあたりで力尽きてこどもたち夏休みに突入してしまう。

フジロックがそんなにハードなのに楽しかった!という感想に至るのは、そうやってハードモードなのに楽しいポイントを見つけられるこどもたち(及び親たち)ってすごい!という感動に至るから。本当にキレそうになるポイントは随所に潜んでいるのだけど、キレなかった私もえらいと思う!

歌ってる会場を横切るときに、不意に動かなくなった4歳さん(向かっている先はキッズエリアなのに!)なんとごねた理由が「音楽聴きたい!」だったのに驚く。で、結果ゴーゴーペンギンの演奏を楽しむ。(前半は昼寝して、後半は肩車してもらって声援を送る。ボーボーペンギン、ウェ〜イ!その間、母と6歳さんは妹のためのかき氷の行列に並んでいるのだよ……)
おしゃれな人たちを見ては目を丸くし、それを一生懸命説明したり再現しようとしたり(!)する。そしてよく食べる……。キッズエリアで英語を話しているおともだちに「なんで英語はなしてるの!」となぞの切り込み方をしながら仲間にいれてもらい、あきらかに自分より年上の子たちに混ざってちょっと危険なことにもチャレンジしていく……。

6歳さんは「川遊び」が楽しかったようで(じゃあフジロックじゃなくていいじゃないか!)音楽に興味なし。とりあえず川は2回入った。今日は風呂入れないからよく浸かっとくわ!と言って浸かってるのにはちょっと驚く。
そして妹のためにかき氷を買うべく母と1時間並ぶ。(この間に妹は昼寝&ゴーゴーペンギン見ている)。6歳さんはあまり気乗りしているように見えなかったのだけど、いっさい不平を言わない。母は不安になってときどき楽しいか確認するのだけど「楽しい」と答える。行列の間はしりとりでもしようか〜とずっとしりとりをして待っている。大体ものものを「胡麻和え」にしてしまえば、「ご」で始まる言葉でもなんとかなることを発見して喜んでいたりする。妹のかき氷を何味にするかで真剣に議論したりする。1時間並んで買った溶けかけのかき氷のおいしかったこと!テントの片付けまで手伝ってくれるし、不平を言わなかっただけでも親たちは感動です。

本当は4歳さんの感動したオシャレな人々のイラストとか、テント並ぶ光景とか感動のかき氷とか、川遊びの様子とか猛ダッシュしてる夫の絵とか描きたかったのだけど時間がなくて叶いませんでした。

暑さにやられる

そして今年は暑さにやられている。本当に今年が暑いのか歳のせいなのかは不明。我が家はただいま新居を建設中で(だから時々日曜大工的なこともやっている)、とりあえず今の家はエアコンがないなどいろんな我慢をして暮らしている。

寒い時期にも思ったのだけど、適温で過ごすって心身ともにものすごく大事。体ばかりでなく、いい仕事をするためにも非常に大事。暑いと頭が働かない。そもそもこの時期の農作業は早朝夕方に力点を置いているので、暑い時間に事務作業を涼しい時間に農作業を!なんてことを考えても、暑くて頭が働かない。そこで近所の喫茶店をサテライトオフィスと勝手に呼んで入り浸る日々だった。パソコンもってコーヒー1杯で数時間。嫌な顔をせずに迎えてくれるこちらの珈琲店には感謝しかありません。コーヒーはブラックでしたよね?と言われた時に心の中ですみませ〜ん!と思うもののしょうがない、暑いのだもの。おかげさまで諸々の事務作業もなんとかなりました。

数ヶ月ぶりに忘れ物に気づく

そしてこの夏休み期間に忘れがたい出来事がもう一つ。春になくしたとおもっていた帽子が見つかる!戻ってくる!という出来事に遭遇。まぁこれは私が気づかなかったために時間がかかったというだけなのだけどちょっと感動。

4月に9年ぶりに高校の同級生2人に会ってお茶をした。東京から安曇野まではるばる来てくれていろんな話をした……といういい話で終わるはずだったのだけど、私、実はこの時にカフェに帽子を忘れていた。で、そのときの思い出に浸りすぎて、帽子をかぶっていたこともそれを忘れたことも全く覚えていなかった。
その後しばらくして帽子がないことに気づくのだけど、まぁきっとこどもたちと遊ぶ中でどこかで落としたのだろう程度で諦めていた。そして夏が来る。

またまた知人が安曇野にくるというのでインスタでカフェを検索していたところ、見覚えのある帽子がストーリーズに挙げられていることに気づく。実に4ヶ月ぶりの再開。4ヶ月間ストーリーズを残していてくださったカフェには感謝しかありません。連絡して子連れでピックアップし、こんどは夏休み中のこどもたちとお茶をする……頭には4ヶ月ぶりに出会う帽子。なんとも幸せなひとときでした。

暑くてなにもしていない気がしていたけど出会い大き夏でした

絵日記を描いていて気づくのは、「意外といろいろやっているじゃん」という気づきがあること。仕事と育児と家事で忙殺される日々を過ごしていると私なにもしてないんじゃないかな?という虚無感にさらされることも多々あるけれど、見える化することでそうでもないということにちゃんと気づける。ときどき自分を納得させるために描いているのだなぁ。

絵日記で描ききれなかったこともたくさんあるのだけど、そもそも描くときに色々あった中でなにを描こうかと取捨選択しているのも事実。描かなかったあれこれも、もう一度自分の中で思い出して反芻する時間を持つことができます。そして気づく。この夏はいろんな人に会えたなぁ……。しっかり会ってお話しできた人もいれば、ちょっとすれ違っただけだけど影響を受けた人もいる。そういう出会いもあって、滞っていたnoteを再び書き始めている今日この頃です。

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