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独立開園7年目に思うこと


昨年夏以来noteの更新をせず、繁忙期を迎え乗り越え年を跨ぎました。
しかも気づけば春が…。

微弱でも間が空いても想定外でも、気が向いたらまたいつでも始めればいいじゃないか。しばらく書かなかったnoteも気が向いたら書けばいいじゃないか。こうでなくてはならない、こうやって進めなくてはならない、はとりあえず置いておいて、……ま、いっか。というおおらかさと心の余裕を持っておきたいもの。そうありながら目標というか方向性だけは見失わずにいたい。そんな感じで農園始めてまる7年が過ぎようとしております。

マルシェ出店から見えてきたこと


昨年農園と農園の美術部として市内のマルシェに何度か出店してみて気づいたこと。マルシェはとても楽しく、縁も生まれ本業の商品についても自信がついたし、大変意義があることで、今年も積極的に参加していこうと思うのだけど、これは農園としてやっていこうと思います。
美術部の作品もなんとか収益化できれば……なんて思って、そこに自己実現みたいな部分も盛り込んであれこれハンドメイド商品を販売してみたけれどこちらはイマイチでした。いや、自己実現とか趣味の範囲では超楽しかった部類なのだけど、そして趣味と割り切ってマルシェに出るなら話は別だけど、収益化と言えるほどは売れない。コスパを考えると、趣味は趣味として自分時間を楽しんで、仕事時間は良きりんごづくり・りんごを届けるための仕事に全力をかけた方がが絶対にいい。なんというか、それを感覚として受け入れるに至りました。
ちなみに、私趣味、多めなんです……。でも限られた時間を多趣味に割いていく余裕がない。結果「余裕がない」という感覚ばかり膨らんでいく。ならば仕事に組み込めないか?なんて考え始めたりしてしまう。このあたりにもつまづきポイントがありましたね。

繰り返しになりますが、普通に考えると当たり前のことなのだけど、公私混合して全力で仕事に打ち込もうとする自営業者にとっては、うまく転ぶこともあるんですよね。自分を前面に打ち出して仕事を大きくするというか。だから、農園として公私混合は今後もしていくつもりです。


自営業のつらい部分


成果が出るまで稼ぎは出ないし、今やっていること(もちろん時給なんて発生しない)が果たして成果に繋がるのかわからない(信じてやるしかないけど保証なんてない)。自営業を始めた段階でそんなことは覚悟していたつもりなのだけど、日々の業務が全然うまくいかないときは本当にこの感覚に苛まれてつらいです。これは当初も7年目も変わらない……。むしろ年数が経つほどにヒシヒシと……。

じゃあ「サラリーマンに戻ろうか」「やっぱり夫婦して自営業は無理なんじゃないか、1人は外に働きに出た方がいいんじゃないか」とか考えてしまうループへ突入してしまいそうだけど(実際にいろんな選択をしていく自営業者さんを周りで見るし)、つらさはつらさとして受け止めて、そんなループに陥らなくて済む論理・道筋みたいなものを確立しなきゃな……と7年経った今は思うようにしています。

今やっていることが成果に繋がっている実感のようなもの、そう思えるための緻密な仕事と実際的な知識、自己鍛錬、それを積み重ねていくこと、繰り返していくこと。地道を大事にしよう。何度も言い聞かせながら、今日も働いております。

でもね、趣味とか「らしさ」もちょろっと……

こちらの記事の内容と全く関係ないですが、挿絵のネズミは私の絵日記より。若木の根っこを齧るネズミ対策の作業がなかなか大変……という作業ログよりこういう絵を描いて気を紛らわせたりしております。そしていきなり収益化!とは言わずに、好きな部分はそれとして大事にしながら、仕事と繋げられる部分、活かせる部分を模索していこうと思いますよ。そういわけで、りんごの品種案内を更新したりもしているのです。


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