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一人で生きていける強さは欲しいけど、一人で生きていきたくない。

こんばんは!美容系クリエイターのありちゃんと申します。毎月の支出の半分をコスメに充てるくらいコスメが大好きです。

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↑よくこんな企画をYouTubeやTikTokであげています!


突然なのですが、わたしにはとあるコンプレックスがあります。

一体どんなコンプレックスかというと、仕事を頑張れば頑張るほど、自分の女の子としての価値が下がっていってる感覚がして怖い、みたいな感じ。

この言葉を聞いて、共感を覚える方もいれば、違和感を覚える方も一定数いると思うんです。なぜならこの感情は、仕事の成果と女の子としての価値は、比例しないと考える思考から生まれるものだから。

まず、誤解がないように先に前提を伝えておくと、私は【仕事をする上で性別なんて一切関係ない】と思っています。女の子だから仕事を頑張らないとか、成果を出せないみたいな事は全く思っていません。実際に私が4年間働いていた会社では性別による理不尽さを感じたことなんて1回もなかったし(職場環境に恵まれていただけかもしれないけど)、私の所属する部署の部長もマネージャーもたまたま全員女性でした。

そういった環境でずっと育ててもらったおかげで、女の子だからできないことなんてないし、むしろもっと女の子の可能性は開花されていくべきだ!と心の底から思っています。性別問わず、仕事を頑張れば確実に人として成長できて、価値は確実に上がっていくと思う。

なんだけど、恋愛面だけでは考えが一貫しないんです。なぜなら、どんなに時代が進もうが、モテる女の子の特徴ってあんまり変わっていないと思うから。仕事を通して得られる人としての価値と、恋愛という市場からみた女の子の価値は、必ずしも比例しないと思ってしまうんです。

仕事の成果とモテって、トレードオフじゃない?

やっぱりいつの時代も日本では、可愛くて守ってあげたくなるような隙のある女の子がモテる気がしています。同じく男の子も、仕事ができて頼りがいがある、ドッシリ構えているような、いわゆる昔の【男の子らしい】と言われている感じの人が今も引き続きモテる気がする。

私自身、有難いことに仕事がとっても楽しくて、社会人になってからはとにかく仕事第一で過ごしてきました。「成果をもっと出したい」「好きなことで食べていける人になりたい」という気持ちが強くて、体力や時間を犠牲にしてでも積極的に「成果」や「成長」を求めた20代前半だった気がしています。

なんだけど、ふと足を止めて周りを見回してみると、気づいたら結婚適齢期。周りの結婚ラッシュを横目に、「あれ?私、このまま楽しく成長に向き合い続けていていいんだっけ?」という不安が生まれだしたんです。

仕事と恋愛を両立する、を目標に日々生きている人はすごく増えたと思うけど、正直仕事でバリバリ成果をあげながら、満足のいく恋愛をする方法が、ずっとわかっていないんです。正直成果とモテは、常にトレードオフの関係になっている事が多い気がする。

まだまだ自分の中で解決法が出ているわけじゃないけれど、こういった不安は意外と今っぽいリアルな悩みなのかもしれないなと思ったのと、結論は出ていないにしろ、この不安に対しての自分なりの意見は固まってきたので、今回勇気をだして言語化してみようと思いました。

同じ悩みを感じている人に届いたら、すごく嬉しいです!

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愛嬌が全てだと思っていた私が、変わろうと決めた日


そもそもの話からすると、私は、そんなに仕事をバリバリ頑張ろう!みたいなタイプではなかったんです。

前のnoteでも少し書きましたが、もともとは「女の子は結局顔と愛嬌が命!とにかく少しでも可愛くなりたい!可愛くなければ価値がない!!!強さとか知らん!!!」みたいな思考が強くて、「自分の女の子の価値が下がっている気がする‥」みたいな悩みとは正反対にいるようなタイプでした。


そんな私が、「あ、わたし強くなりたいわ」って思うようになったきっかけは、絶対結婚するであろうと思っていた5年付き合った彼氏と別れたとき。

今振り返ると、有難いことにそれまで人間関係にずっと恵まれていて、【孤独を感じる】みたいな体験をあまりした事がなかったんです。ずっと実家暮らしだったから家に帰れば必ず誰かはいるし、中高の頃からの親友もずっとすぐ会える距離にいてくれる。そして5年間ずっと寄り添ってくれて、常に肯定し続けてくれる大好きな彼氏がいるという、孤独とは無縁の環境でした。

だからこそ、突然家族レベルで信用していた彼と別れて、当時はネガティブな感情が自分の中に充満しました。孤独耐性0だった私はとてもじゃないけど一人じゃ抱えきれなくて、とにかく愚痴や弱音を親友たちにぶち撒けました。親友たちはずっとそばに居続けてくれたし、私のネガティブな感情も全部嫌がらず、1つ1つしっかりと受け止めてくれた。

その時そばに居続けてくれた親友たちには今でも感謝しかないし、親友たちがいなかったらもっと腐った人間になっていたかもしれない。ただ、感謝と同時に学んだことは、どんなに親友たちと仲が良くて、距離が近かったとしても、自分の孤独は一生自分のモノでしかないんだ、ということ。

どんなに誰かに話しても、共有しても、この孤独感は誰も消してくれなくて、自分自身でどうにかするしかない、ということを、話しても話しても一生消えない孤独感を目の前に、初めて知りました。

その時、「あ、結局は自分が強くならないといけないのか」と痛感しました。

さらに、気持ちを切り替えて次の新しい恋愛をしようとした時にも、【人を好きになれない】という大きな壁が立ちはだかりました。「なんでこんなに人を好きになれないんだろう‥?」と考えた時に、相手自身を好きになろうとしているんじゃなくて、相手の条件を好きになろうとしていると気づいたんです。

条件が重要ではない、なんて綺麗事を言うつもりもないけれど、条件で人を心から好きになれるか、と聞かれたら、私はそうじゃなかった。「条件なんて気にしているうちは本気で人の事を好きになれないから、結局は自分で自分のことを守れるくらい強くならないといけないのか」と気づき、愛嬌と外見勝負の人生に幕を閉じることになりました。

強さと引き換えに、もっと失う大きなモノ


そこからは、とにかく行動をし続ける毎日でした。

強くなりたい、なんて思うのは簡単だったけど、実際にそうなるまでの難しさたるや。ちょっと目線を広げれば、世の中には強くてかっこいいなあ!と思う人がたくさんいたけれど、そういった人たちが強くなるまでの背景には、誰よりも失敗と孤独を繰り返して、圧倒的努力で自分のキャパシティを広げてきた人たちだということも知って、今までの自分の生き方が恥ずかしくなったりもしました。

半年間で3個の資格をとったり、会社内でのポジションも昇進したり。今は本業にもなっている個人のSNS運営もこの時くらいからより力を入れ始め、会社の人事部長と交渉して、社内で初のインフルエンサー向けの新社内制度も作ってもらったりしました。(これは私1人のおかげではなく、たくさんの先輩方のお力添えのおかげ‥!本当にありがとうございました!)

そんな毎日を繰り返して、少しずつ自分の足でも歩けるようになってきたかな‥?と思っていた時、5年付き合った彼氏から突然連絡がきたんです。「もう一度話そう」と。

この連絡を見た時の気持ちはもうよく覚えていないのだけど、「別れた当初の私より、今の私の方が確実に自立をしていて人間レベルはアップしているから、当時とは違った2人の選択ができるかもしれない‥!」と思ったことはなんとなく覚えています。

なのだけど、現実は違った。全然違った。

たしか数時間くらい2人で真剣に話し合ったのだけど、最終的には「別にもう守ってあげたいとは思わないかもしれない」と言われて、話し合いは終わりました。

何を話したかは今じゃもうほぼ覚えていないけど、「昔は俺がいないと頼りなくて心配だったから、常にポケットに入れておきたいとすら思っていたけど、今は別にもう守ってあげたいとは思わないかもしれない。むしろ、もっと頑張って今以上に活躍してほしいよ」みたいな言葉だけは、3年たった今でも脳裏にこびりついている。

彼は、もしかしたら私の人生を応援して、その言葉をかけてくれたのかもしれない。だけど、当時の私からしたら自分が自分のために頑張ってきたことが、全部裏目に出ている気がしてすごく悲しかった。強くなるってすごく難しいことだったけど、強さと引き換えにもっと大きいモノを失っている気がしました。

【自分自身でどうにかするしかない孤独感】と、【本気でもう一度人を好きになれる自分になるために】と思って身につけた強さだったけど、今度はその強さのせいで、また圧倒的な孤独感と、今度は誰も私のことを好きになってくれないんじゃないか?という新たな恐怖心が生まれたんです。

守ってあげたくない女の子だとしても


多分、こういった経験が自分の中にあるから、今も引き続き【仕事を頑張れば頑張るほど、女の子の価値がなくなっているようで怖い】という感情があるのだと思います。

でも、今回はイメージしやすいように私の実体験を打ち明けたけれど、「自分より稼いでいる女の子はちょっと‥」「自分より賢い女の子はちょっと‥」「意思が強すぎる女の子はちょっと‥」みたいな話はよく聞く話で、私みたいな体験なんて世の中にゴマンと転がっているんだろうな、とも思う。

正直、5年間味方でい続けてくれた彼から「もう守ってあげたいと思わない」と言われた瞬間は、こんな事になるなら、強くなんてなるんじゃなかった!と思わなかったといったら嘘になる。けど、今落ち着いて当時を振り返えると、あの時強くなろうと努力をして本当によかった〜!と心から思う。

たしかに今でも、恋愛をするのはちょっと自信がない。成果に貪欲な姿とか見せたら引かれちゃうんじゃないか?と常に思っているし、次付き合う人には自分のSNSは付き合って半年間は絶対に見せないと決心しているレベルで、全然自信がないw(このnoteだって、好きな人には死んでも見られたくない‥)

自信はないのだけど、「じゃあもう一度過去に戻って人生やり直せるとしたらどうしますか」と問われたら、私は絶対に同じ道を歩みたい。なぜなら、結局どう転んだとしても、全人類みんないつかは自分だけの孤独と向き合う事になると思うし、恋愛がうまくいこうかいかまいが、自分のことは自分で幸せにしないといけない事実は変わらなかったと思うから。(私の場合は、たまたまそれが別れた時に気づけたってだけ)

強くなったおかげで、大きなものを失ったのは事実かもしれないけど、強くなったおかげで、過去の自分にはなかった、たくさんの選択肢を持てていることも事実なんです。

こういうスタンスをポジティブに思ってくれる人と出会えたらそれはそれですごく嬉しいな〜と思うし、もし出会えなかったとしても、私ならきっと自分の選んだ道を自らの手で正解にしていける力がきっと生まれてくるんじゃないのかな、と思えるくらいには、自分に対しての余裕も少しは生まれてきたと思います。

仕事と恋愛の両立の解決法はまだまだ模索中だけど、自分の歩んできた道は、絶対に間違っていなかったと思うし、過去に後悔もしていません。もしこのnoteを読んでくれた人の中に、同じような不安や悩みを感じている人がいたら、「その悩みは1人じゃないよ!」ということと、その成果や強さを得るまでの努力の過程を、もっと自分自身で認めてあげようね、と言いたいです。

答えが出ているわけじゃなくて申し訳ないけれど、この悩みは1人じゃない、という事実で何か救われるものがあればいいなと思って、このnoteを書きました。同じ孤独に悩む全ての女性の未来が、より豊かなものになっていますように!

Writer:ありちゃん

supported by:ほしゆき

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