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私の、とるにたらないものもの


はーい、めっちゃ5月病。

都内のダイヤは乱れまくり。

わたしってばすぐ病むけどすぐ楽しくなれる、
個人的な幸福のありかをしっかりとわかっている。これがわたしの強みである。

江國香織さんの著書を真似て、私なりのとるにたらないものものです。


恋人が入れてくれる白湯


恋人氏、大体いつも私より朝が早い。
今は遠距離なので私が会いにいく時は仕事の日が多いし
土日であっても部活の指導があるから午前中はお家にいない。

まあこれはずっとだけど
朝よわよわ女なので、お見送りとか、全然できた試しない。

彼が家を出るときに
私が飲む用の白湯をマグカップに入れて、家を出てくれる。
マグカップにはそっとティッシュがかぶせてある。(ほこりが入らないように?)

彼の今住んでいる家は和室で、窓には障子が張っている。
障子の窓ってさ
「日が落ちたら寝て、日が上がったら起きるんだぜ!」
って、感じがする。和室で育ってないからよくわからないけど。

そんな健康的なところが彼に似ている。

目覚ましをかけずに起きて、
朝のあの甘くて柔らかい光に包まれながら飲む白湯が大好きだ。


喫茶店のざらめ


アメリカン飲みたくて喫茶店に入ったのに、素敵な入れ物に入ったざらめを見ると
絶対に入れたくなっちゃうよね、キラキラしてて宝石みたい。

最初はブラックのまま数口飲んで、
でもやっぱり入れたくなって、

じんわりと溶けだす優しい甘さが大好き。
最後、小さなじゃりじゃりのまま残っているやつらをぐいっと口に含むのも好きだよ。


朝に聴くカネコアヤノ

どうしようもない憂鬱を吹き飛ばしてくれる。

「燦々とした気持ちでいたい。あゝ自ら選んだ、人と友達になって」
「穏やかじゃなくていい毎日は。屋根の色は、自分で、決める!!」
「美しいから、僕らは」
カネコアヤノ 燦々

この曲があれば、私、今日だけなら生きれる。
と毎朝思わせてくれる。

本当に手に入らないレコード、
プレ値で約8倍の値段で買ったけど、余裕で元とってます、
売ってくれた人ありがとね。

万一の天災にあったら迷わずカネコのレコードを持って逃げる。


ばあちゃんから送ってくる段ボール


実家を出て6年目になるけど
ばあちゃんはわりと頻繁に
野菜、米、お肉を送ってくれる。

一度美味しいと言ったらもう何十年もそればっかり買ってくれるチョロギ、
ばあちゃんの手作りの煮物、かるかん、漬物。

全部大事に食べてるよ、いつもありがとう。
もちろん、毎回ばあちゃんらしいほっこりメッセージつきだよ。

生きる源と言っても過言じゃない。
お願いだから一生生きててくれよ、ばあちゃん。


暖ちゃん


引っ越したときにお母さんが買ってくれたシュガーバインの暖ちゃん。
暖ちゃんというのは、飼いたかった猫の名前。

妹と2人ならば猫にさみしい思いをさせることがなくて
飼うことができるのでは?!と物件を探しまくったけど、
新宿で条件に合うような物件は普通に20万越え。泣く泣く諦めた。

シュガーバインの暖ちゃんは、日照時間が短い日が続くとすぐ元気がなくなるし
意外と育てるの大変なんだけど、やはり手がかかる方が可愛いもんで
毎日朝霧吹きして葉水をあげて、話しかけて、可愛がってる。

ちなみに我が家のもうひとつの観葉植物は
ポトスの暖2(ダンツー)ちゃん。
こいつはなんも手がかからず、すぐデカくなった。可愛いけど暖ちゃんほどはない。

(観葉植物に名前つけんなよ、そういう女が一番きしょいねん、と一蹴)


座右の銘


「不必要なものだけを堪能できるようになれば、それは最高の娯楽になるはずだ」

これはこの世で一番好きな女が言っていたこと。
無駄なことが極端に嫌いで、趣味も何もなかった時期に、
この人を好きになって人生が全く変わった。


この世に必要な職業とか必要じゃない職業とか、ないな。

芸人って、医者とか警察とか教師とか、そういう類いではないけれど
確かに、絶対に、必要な存在なのだ。

結局この人の
「何言うてんねん!」に今日も生かされている。





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