【研修の様子】「学級経営力向上講座(2日目)」が開催されました!
本講座は、学習指導要領の趣旨を実現する土台となる学級経営について、自己の実践を見直し、工夫・改善することをとおして学級経営の力量の向上を図ることを目的としています。
研修2日目の10月28日(月)は、県立教育センターを会場とし、幼・小・中・高等学校、特別支援学校の先生方33名が受講しました。
午前は講師に上越教育大学 赤坂 真二 教授を迎え、「インクルーシブな視点を生かした学級経営、学級づくり」というテーマで、インクルーシブ学級の基本構造についての理論と実践的な技術を学びました。
午後は受講者が持ち寄った実践報告をもとに、自己の学級経営における課題の解決に向けたグループ協議を行いました。受講者は学級経営・学級づくりについての工夫や改善に向けた意見交換をとおして、個々の学びを深め、活力を得る姿が多く見られました。
受講者の声
○赤坂先生の講義は私たちに活力と困っていることへの解決のヒントをそっと与えてくれます。経験論になりがちな学級経営を、学術的根拠をもとに振り返ることができました。5つの「インクルーシブな学級を構築する担任教師の指導行動」を実践していきたいと思います。
○赤坂先生の講義を受け、曖昧で抽象的だった自身の学級経営における捉えが明確になりました。
○他の先生方の個性ある指導方法に刺激を得ました。参考に出来るところは自分なりに取り入れていきたいです。
○グループの先生方の実践から、様々な教師の仕掛けやフォローの上で生徒が学級で輝けていることを改めて感じました。中でも、生徒の主体性を育むためのリーダー育成について深く考えることができました。
○アンケートなどでエビデンスを集めフィードバックをする学級経営の実践が非常に参考になりました。また、学級経営において、生徒と合意形成をした上で行なっていくこと、生徒に自己決定させる(それまで待つ)ことなどを、明日から意識して取り組んでいきたいです。良い刺激を得ることができた研修でした。