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2008.5.16(学級通信シリーズ)

 学校にはいろいろな業者の方が出入りしています。職員室によくみえるのは,修学旅行関係の旅行代理店の方や,教科書や副教材などをPRしにくる出版社の方,生命保険の勧誘の方などです。先日,営業に来ていた某出版社の方にちょっと質問してみました(若い女性だったので 笑)。すると,「営業職だけは避けたいと思っていました。」と話してくれました。就職活動をする際に,どうしても出版関係の仕事に就きたいと思ってたくさん受けたそうですが,残念ながら今の会社しか合格することができずに,今では嫌だと思っていた外回りの営業をしているそうです。
 前にも話しましたが,世の中には最初からその仕事に就きたいと思って働いている人ばかりではありません。たまたまその会社に受かったから,という人も少なくないのです。就職活動も今ではどんどん早期化・長期化していて,大学3年の秋にはスタートする学生がほとんどです。いざ就職活動をする時期になってから慌てても後の祭りです。それまでに,精一杯何かに取り組みどれだけ学生生活を充実させることができたか。そして,自己分析を充分した上でやりたい職業を絞り業界研究をするのです。就職して1年で15%,3年で35%が辞めてしまう世の中です。サッカーの中田英寿が引退するときに,ブログで「プロサッカーという旅から卒業し“新たな自分”探しの旅に出たい。」と書きました。「自分さがし」は聞こえがいいかもしれませんが,それを真に受けて真似する若者のいったい何割がヒデのような生き方ができるのでしょう。

 閑話休題。初めてクラスを担任した年の学級通信は,222号まで発行したと記憶しています(担任は23歳でした)。当時は月に2回土曜日も授業があったのでその数字になったのでしょう。中身は読むに耐えないものかもしれませんが,「15年間続けられるもんなら続けてみろ!」と今では半分開き直っています。
 去年から数えて今日で200号になりました。「大変でしょう?」と保護者の方にも言われます。でも,毎日書く習慣がしみ付いてしまっているので,それほど苦ではありません(紙を無駄にしているとの噂もありますが)。
ということで,習慣は良くも悪くも身についてしまうとなかなか脱出できないものなのです。だからなおさら良い習慣を身につけることが大切だと思います。寝坊の習慣,遅刻の習慣,夜更かしの習慣,勉強しない習慣,食べ過ぎる習慣…数え上げればきりがないこれら良くない習慣を,いかに良い習慣に変えていくかが大切です。朝練もいまひとつ定着しないままもう5月が半分終わりました。生活習慣の見直しをしましょう。

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