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変えてほしい身近な日本のシステム

私は長い間一般市民としてもそうですし、かつての職業柄というものもありますが、「変えてほしい身近な日本のシステム」があります。

①健康保険

日本には健康保険(以下健保)は国民保険(以降国保)と社会保険(以降社保)の2種類あります。基本的には無職・自営業は国保で管轄は地方自治体、会社に勤めている人は社保で管轄は厚生労働省と思っていていいと思います。国民皆保険である日本では、基本的にこのどちらかに加入することになっています。その間の移動(就職・離職)によって、切り替えなければならないという面倒臭さ。また、そのことを知っているために、同月中に「会社を辞め→早々に国保切替→その後すぐ社保加入」なんてテキパキやっていると、1か月余分に国保料を支払わなければなりません。つまり一か月分の国保料を損します(同月二重に保険料を支払うというコト)。テキパキやった人が損するってどういうこと?って思ってしまいます。次の仕事がすでに見つかっていて、うまい具合に離職日の翌日が就職日だったり、同月の離職日と就職日の間がほんの数日間であって病気などしなければ問題ないでしょうが、扶養家族がある人で何かあったら…と、なかなかそうも言っていられないでしょう。
国民としてはどちらの健保であったとしても、病院にかかったときの自己負担料は今は3割なのですから、国保も社保も統一してもらえば、手続きの面倒臭さもなくなり、一か月余分に国保料を支払うというリスクもなくなります。それにはそれぞれの制度上の問題もあって、保険料の算出の違い、社保料は自分が支払っている同額の保険料を会社が支払ってくれていることがあります。そのこともあってか、プライベートでケガや病気をして仕事ができなくなった場合の休職中の生活補償の傷病手当金、女性が出産の為休む期間には出産手当があり、これは国保にはありません。
健保と同時に年金も手続きしなくてはならないのですが、健保と年金の窓口が違ったり(場合によっては建物が全く違う場所にある)するので、これも面倒臭いです。
ベーシックインカム導入すれば、これらは全て解決するのに…と思います。扶養家族の問題もなくなります。

②住民税

住民税は昨年の所得によって今年の住民税に反映され、住民税として自治体に支払っていくのですが、このシステムを変えてもらいたい。
例えば年末に、昨年ある程度高収入を得ていた人が離職によって再就職が困難だったりすると、昨年の高所得で算出された住民税で来るため、収入がなくても支払わなければならないはめになりますから、生活が大変になります。地方自治体によっては免除・減額があるかもしれません(私が住んでいる地方自治体にはありません)し、会社勤めの頃は住民税は毎月支払っていたモノが、年4回の支払いになるので、一回の納める額が結構大きなものになります。(これについて、4回の納付がきついので毎月支払いたいと居住地を管轄する税務署に申し出れば、毎月支払うように納付書を手配してくれたりします。)
これを収入があった月ごとに何%として払うようにすれば、そういうこともなくなるのにとよく思います。

③年末調整(所得税)

年末調整は、会社勤めの人は会社の事務員の方がやってくれるので、その計算方法をあまり知らない方もいるかもしれませんが、それでも年末調整の為、扶養控除申告書を書くのはいいにしても、命保険・損害保険による控除額を算出し、控除証明書を裏面に貼ったり、配偶者が働いている場合には、その収入を記載して控除額を算出したりしなければなりません。あー面倒臭っ!それでもなるべく税金を安くしたいとみんなせっせとやるわけです。住宅控除は税金算出後に差引されますから、その控除額は大きいのですが、生命保険・損害保険の控除額は、税金算出前の控除になりますから、住宅控除よりも案外小さい金額にはなります。当然扶養家族が多い人、障害者がいたりすれば、税金も低い額にはなっていきますが…
年滅調整の時期も、その名の通り年末に行われるので、日本人の慣習などでせかせかソワソワする時期なので、何かと大忙しです。
実は毎月算出する税金の算出も、手計算だと税額表にそって算出する等の面倒臭さがあります。(ある程度の規模の会社や税理士等に任せている会社であれば、PCソフトでやっちゃいますが。)それらを控除できるもので再清算するのが年末調整。それに政府で「財源が…」というくらいなら、むしろ控除なんてやめればいいのに。お金を一度徴収し、再清算で戻したり更に徴収したり…
これも収入のある月に何%と決めて徴収してしまい、それでよしとすればいいのに…と思います。

このように、どうしてこんなことをするんだろうっていつも疑問に思うと同時に、変わらないかなぁ~と思っています。
頭がいい人がこういうシステムを作っているんでしょ?ハッキリ言って無駄な時間を浪費させられていて、生産性という意味では全く意味がないどころかむしろ弊害。やってることが20世紀。
これらを解消するためには、少なくともマイナンバーの類が必要かもしれません。
より将来を計画しやすく、わかりやすい(シンプルな)生活が送れるようにするためにも、こねくりまわした日本のこういったシステム、再考してほしいですね。

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