12期の1年間を振り返る【ユニスト社長ブログ】
こんにちは、日本ユニスト代表の今村です。
会社の沿革やMVV策定の裏側など、あれこれ綴ってきたこの「社長ブログ」シリーズ。しばし小休止していたのですが、5月から13期に突入したことを機に、再度始動させることになりました。会社のことを深く知ってもらえるように、定期的に情報を発信していこうと思っているので、改めましてよろしくお願いします!
13期1発目のnoteは、12期(2022年度)の1年間を振り返ってみたいと思います。
個人的には、眠れない日が今までで1番続いた年だった
実は、日本ユニストは11期(2021年)で創業以来初の大赤字を出してしまいました。それまでは毎年順調に黒字を出していたものの、緊急事態宣言中に宿泊施設を相次いで開業させたことが仇となってしまったのです。
当初は「創業からの10年間で不動産事業で得た資金を投資して、安定した収益を出す」という青写真を描いていましたが、長引くコロナ禍で思うように売上を上げられない状態が続いていました。
2022年初頭にはオミクロン株の流行があり、コロナ禍がいつ収束するのか見えず、「本当にこの先もやっていけるのだろうか」と絶望に包まれながら、12期が始まりました。
特に苦しかったのが夏から秋にかけて。金融緩和派だった安倍元総理の死去により、それまで融資に積極的だった金融機関からの資金調達が徐々に厳しくなっていきました。
(岸田総理は緊縮派だったものの、安倍氏の影響力が強かったため、岸田政権発足後も、緩和状態がしばらく続いていました)
取締役と1日中話し込んだ日曜日
一番追い込まれていたのが9月頃で、日曜日にもかかわらず、取締役にオフィスに来てもらったことがありました。「このまま第8~9波が来たら本当に
ヤバい」と、これからどうするべきか1日かけて考え抜きました。腹を割って、先が不安で毎日眠れないことも打ち明けました。
「あと少しで抜け出せるはずだから、今はとにかく踏ん張りましょう」と声を掛けられ、今後の道筋や打開策を決めた上で、その場は終わりました。すると程なくして、旅行需要が急激に持ち直し、ホテル事業が軌道に乗り始めたのです…!
2021年9月の開業以来ずっと赤字続きでしたが、22年11月に初めて単月の黒字を叩き出すことに成功。ここから一気に光が見えてきて、その後、12期下半期は早々に予算を達成することができました。
ホテルだけではなく、不動産も動きが活発に。12期で売却したいと考えていた物件が一掃できて、結果的に年次決算も黒字で着地し、胸をなでおろしました。途中苦しい時期がありながらも、痛みとともに組織として成長した1年だったと思います。
コロナ1年目よりも2~3年目の方が厳しかった
気が付けば、2020年は10人しかいなかった従業員は、3年で46人にまで増えました。人への投資を怠らなかったことが、最終的に良い結果をもたらしたのかなと振り返って感じました。何より、苦境の中でもこれだけ仲間を集められたこと、そして退職者がほとんどいなかったことは誇りに思っています。
アフターコロナを見据えてチームビルディングを強化したり、管理会計を高度化したり、事業部ごとの問題点を洗い出したり。「厳しい状況だし今やらなくてもいいか」ではなく、来たるべき時に備えて、愚直にやるべきことをやり続けたことも良かった点でした。
「コロナ禍1年目の2020年が一番大変だったんじゃないのか」と言われることもありますが、私の場合、日本ユニストの場合は、断然2022年がきつかった。2020年の方がまだ金融緩和によって助けられた実感があるからです(おそらくこれは他業種の会社でも同じではないでしょうか)
会社を強くしてくれる仲間を探しています
日本ユニストは中期経営計画で、5年後には不動産事業だけで100億円の売上を出すことを掲げています。その前哨戦として今年は採用を強化し、さらに大きく強い組織にしていきたいと考えています。
2022年はそこまで採用に重きを置いていなかったのですが、今年は各事業が軌道に乗ってきたので、推進してくれる人材をたくさん迎え入れたい。
経営者の中には、「自分が一番仕事ができる人間じゃないと嫌だ」「自分のタスクを振るために人材採用する」という人もいます。でも、私は私にないものを持っている人に入ってほしい。その方が絶対、組織の成長にもつながると思っているからです。
不動産はもちろん、バックオフイスの強化も視野に、これからどんどん組織作りを加速させていきます!少しでも日本ユニストに興味を持っていただいた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください👇
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