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初めての商工会議所&補助金申請してみた!

みなさまこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
合同会社貴香のニシムラです。
今月で2023年上半期も終わりますね。ハッヤー。

2023年はさすがにコロナにかかるかも?!(未だに罹患していない人)と思って過ごしていましたが、上半期も無事にコロナにスルーされました。
ありがとうございます。

今回は法人設立2か月目に初めて商工会議所に行ったときの話と補助金申請の話をしようと思います。

商工会議所に行った目的が「補助金申請の事業(創業)計画書のアドバイスをもらうこと」なので絡めて話していきます。
今回のニシムラ回も長いですよ?!目次は以下の通りです。

1.「補助金」字面しか知らん・・・

補助金とは読んで字のごとく

お恥ずかしながら「補助金」について何の知識もなかったチーム貴香は、設立1ケ月目に経営コンサルタントの方に補助金についてお話を伺い、自分たちが申請できそうな補助金も提案してもらっていました。
ただ、その時は「国の補助金はハードルが高いな・・・」と感じていたのです。

でもその直後、市が「EC事業展開補助金」の募集を始めたので、「私たちのことやん!市だから応募の倍率も低そうだし試しにやってみよう!」と初めての補助金を申請してみることに。

補助金とは簡単に言うと「君たちが事業でやろうとしていることと、国(自治体)が後押ししたいことが一致するならお金出して応援するよ!(バチバチに審査はするけどな!)」ということです。

1.補助金によって、目的・対象・仕組みが異なります。
国や自治体の政策目標(目指す姿)に合わせて、さまざまな分野で募集されており、事業者の取り組みをサポートするために資金の一部を給付するというものです。

2.必ずしも、事業の全額が補助されるわけではありません。
補助金は、必ずしもすべての経費がもらえる訳ではありません。
事前に補助対象となる経費・補助の割合・上限額などを確認しましょう。

3.補助の有無や補助の額については審査があります。
融資などとは異なりお金を返済する必要はありませんが、補助金には審査があるので、「申請したら必ずもらえる」というものではありません。補助の有無や金額は「事前の審査」と「事後の検査」によって決まります。また、原則、補助金は後払い(精算払い)なので、事業の実施後に必要書類を提出して検査を受けた後、受け取ることができます。

経済産業省/https://mirasapo-plus.go.jp/subsidy/guide/

2.申請書類を準備するゾ

提出書類は4種類ぐらいでした。
様式は指定されていましたので、それに沿って記載していきます。
書類の中で自分も、おそらく他の方も苦戦されるであろう提出書類は「補助事業計画書」。(以下事業計画書)
この事業計画書以外は「会社情報を記載するだけ」という感じでした。

「事業計画書」とは言葉の意味そのままなのですが、かみ砕くと
「自分たちのやろうとしている事業はこういうことで、ターゲットはこういう人でこういう手段を使って売上を上げていきます!その手段を使った場合こういう経費が発生します。なので経費の一部を補助してくれませんか!」というようなことを、事実的根拠に基づいて論理的に言語化していく書類です。

とりあえずA4用紙5枚分ぐらいを自力で作成しましたが、初めてすることなのでこれでいいのかさっぱり分からん。

そういえば知り合いが「補助金申請は商工会議所で手伝ってくれます」と言っていたな・・・

3.助けて!商工会議所!

私は助けを求めて商工会議所にまず電話しました。

結果、アポなしでOKとのこと。
ただ、この電話口で「事業所はどこにありますか?」と聞かれたので、所在地(区)によっては同じ市内でも相談窓口が違うのかもしれないです。

翌日商工会議所に行き、担当の方に事業計画書を見せてアドバイスをいただきました。
そのアドバイスを受け更に練りこみ、もう1回担当の方に見せに行ってOKが出ました。その後、書類一式を郵送で市の担当課に提出しました。

提出後、何回か書類の修正が発生したので正式に受理されたのは郵送して2週間後ぐらいだったかと思います。

4.申請の結果

おかげさまで無事に採択されました!
補助金申請で作成した事業計画書は公庫に提出する創業計画書としても使用したのですが無事に融資がおりました。
この計画書はこちらでリアルに公開していますのでご参考までに。

5.補助金申請が完了して思ったこと

①費用対効果を考える必要あり

申請書類の作成から、後払いで補助金を受け取るまでにかかる手間(作業時間)と、補助金で受け取れる額のバランスは考慮しておかないと「補助金申請しないほうがよかった」「時間だけ取られた」というパターンもあり得ます。
本業に支障が出ては元も子もないですし・・・。
実際に「補助金申請しない方がよかったパターン」を経験した知り合いがいます。
「採択後の手間」は実際にどれくらいかかるのか、想像するのは難しいですがここは時間が許せば考えた方が良さそうです。

補助金額が大きい、どうしても活用したい方は経営コンサルタントとか行政書士?の方に願いしたほうがベターかもしれません。
きっと事業計画書を作り込む必要がめちゃくちゃあると思います。

②予想よりはるかに計画性が要る

申請書類には、経費の見積資料を添付する必要があります。
補助金は、現在使ってしまっている経費については認められず、交付決定通知が出た後から使った対象経費について補助金が出るものです。
申請を出す時点で「何にいくら使うのか」を事前にある程度決めて記入しないといけません。
(例えば何かツールを導入予定で、その経費を補助対象として申請するならツールの選定だけ済ませておかないといけない)

また、申請した金額より貰える金額が少なくなることはあっても、多く出ることはないそうなので、多めに見積もって申請しておくほうがベター。
補助事業(補助金対象経費が発生する事業)がいつ完了するのかも決めて記載しないといけないです。
「こうやって見積出したり計画を立てても、実際計画通りに行くことってほぼないのにな~」と書類を書いていて思いましたが💦

③タイミングが肝

計画性と似ていますが、タイミングも重要だと思いました。
補助金はどこが主体かにもよりますが、いつから募集が始まるのか?いつまでの期間募集しているのか?がバラバラです。
自分たちの事業を進めるタイミングとその補助金申請の募集期間・実施期間がうまくかみ合っているかがポイントだと感じました。
申請書類の準備にも時間がかかりますし、申請から受理されるまで時間がかかる場合(修正の発生など)もあるし、採択結果をもらうのにも時間がかかります。
その長いスパン、事業を進めずに待つことができるのかも考える必要があると感じました。

タイミングって難しい

商工会議所に行って思ったこと

商工会議所の私の担当者の方は第三者目線で客観的に意見をくださり、物腰が柔らかくとても丁寧で好印象でした。
いつも色んな経営者の方と接しているからか、角が立たない言い方をマスターされている印象もあります('ω')

こちらの事業内容をヒアリングしつつ、事業を軌道に乗せるために解決していかないといけない課題もアドバイスして頂けるのでありがたかったです。
第三者からの客観的な意見は本当に大事したい。

「何でも相談に乗りますので、一人で抱えまずいつでも来てください。」

毎回帰り際にこの言葉を掛けてくださいました。
先方的にはテンプレートの言葉かもしれないですが、この一言を言って貰えた側はめちゃくちゃ嬉しいです。
「やってやるぞ~~!」という気持ちが最大化しますね。

長くなりましたが、今回のブログは以上です。
今まさに補助金申請しようとしている方、応援しています。
お読みいただきありがとうございました!

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記事担当:西村

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