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日本酒の酒器のおはなし(うすはりグラス)

酒器の紹介
今回はグラスです。

右 廣田硝子 究極の日本酒グラス 花
左 松徳硝子 うすはり大吟醸

どちらも錦糸町の硝子屋さんです。

廣田硝子
https://hirotaglass.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2280048&csid=0

松徳硝子
http://www.stglass.co.jp/products/usuhari/usuhari-03/


どちらも香りを適度に閉じ込める形状で、口が軽く反っているのが特徴です。
硝子は磁器に比べ、口が薄くお酒の味を細部まで捉えます。
そのため、味の濃い純米酒より、繊細で香りが華やかな吟醸系のフルーティなタイプのお酒に向きます。

左は右に比べ、背が低く、口が大きいです。
舌の上をゆっくりお酒が流れるため、右よりも味をしっかりと感じます。

右は、左に比べ背が高いため水流が早く、スッキリ感じます。

この様な形状のガラスの器は、最初は良い香りを楽しめるのですが、時間が経つと香りが変化し、臭くなるので注意が必要です。
(フルーティな香りの強い日本酒は、香りが酸化すると、生乾きの様な不快な香りに変化します。)


*こんなお酒に*

どちらも大吟醸など香りが華やかで、フルーティなタイプのお酒に使います。
味を出したいときは、左のうすはり大吟醸、スッキリ飲みたい時は、右の花がオススメです。
はなおかでは、写楽や新政、醸し人九平次が定番
フルーツを使った白和えに合わせるときに活躍してくれます。


廣田硝子さんの究極の日本酒グラスは、なんと私も製作に携わっています。
日本酒を楽しめるように、香りを楽しむ”花”スッキリ楽しむ”蕾”の2種類セットで販売しています。
こちらもぜひ!

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