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中国のビジネスリスク

中国のビジネスリスクを知る上でいい本が出ました。『経済安全保障リスク』2019年頃からパラパラと類書は出ていましたが決定版かもしれません。著者はアシスト社長の平井宏次さん。今日(2021/03/02)の虎ノ門ニュースで江崎道朗さんが推薦書として紹介していました。平井さんは松田政策研究所のユーチューブチャネルで数回にわたって警鐘を鳴らしていましたので、そちらもご覧いただければと思います。


中国ビジネス私見

ここでは、中国ビジネスに対する私見を、順不同かつ未整理なまま列挙してみました。

その一 中国への投資には金銭面でのリターンはない。雲散霧消する。
そのニ 中国への投資は日本への軍事的・経済的な攻撃として返ってくる。ここで 投資とは、お金だけではなく、移転される技術も含む。技術は先人たちが積み上げてきた有形無形の資産である。
その三 中国人は資本主義社会の陥っている短期的・近視眼的なところを知悉していて、効果的に攻めてくる。
その四 中国では全てが政治利用される。軍も民も関係ない。
その五 中国に滞在するビジネスマンは、有事にはそのまま人質になる。
その六 中国ビジネスから足抜けするのは、ヤクザから足を洗ったり薬物を断つようなもの。
その七 中国ビジネスに手を染めたならば、アメリカと中国の双方から踏み絵を踏まされることになる。
その八 中国人のビジネスパートナーたちは彼らの意志とは関係なく、直ちに敵に変わる。
その九 中国は上記についてなんの後ろめたさももっていない。当然の権利と考えている。
その十 この流れは彼らが四分五裂してカオスの世界が来るか、彼ら以外がバラバラになって殲滅されるまで止まらない。

脈絡のない内容になってしまいましたが、こんなところでしょうか。

まとめ

アメリカは中国との対決姿勢を鮮明に打ち出しています(バイデン政権となり若干中国に融和的になっていくと思われますが。)日本はアメリカと中国に二股かけて生きていくことはできないでしょう。どちらかにつくか、第二次世界大戦のポーランドのようにどちらからもはさみうちになるかいずれかを選ぶことになります。
ただし、中国の下につけば、チベットやウィグル、内モンゴルと同じことになるだけです。我々の生きる道は自ずと明らかでしょう。
もう、日本企業が判断するのに時間は残されていません。現在、企業経営に携わっているビジネスマンは、自分ごととして中国リスクに向き合う必要があるでしょう。

参考図書

追記(2021/03/07)

中国で得た利益は日本に送金できません。中国国内で再投資することになります。そして、いつか資産差し押さえになり雲散霧消します。経営者の業績・成績を作るためだけに中国で事業をするのは売国的な行為だと思います。

日本の危機を広く知ってもらうため日々noteで投稿しています。あわせて日本復活に必要と考えている新しい技術・産業についても書いています。