目前に迫った巨大な危機を乗り越えるには、国民が目覚め、政治を変え、官僚・経済組織の動きを変える必要があります。どんなに危機を訴えても、そして実害を受けても、洗脳されてしまった国民…
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#東浩紀
東浩紀「訂正可能性の哲学」ゲンロン叢書,2023.8
完全に読む順序を間違ってしまった。氏の新著「訂正する力」を先に読んでしまった。新著には実践編と書いてあったので嫌な予感はしたのだが。
「訂正可能性の哲学」の第1章を読み始めてすぐにわかった。「訂正する力」を読んでいて疑問に感じたことは全て前著に答が書いてありそうだ。
新著の感想を書いたときに「東浩紀さんは保守とリベラルの間に答えを見つけようとしているのではないか?」と書いたが、そのまま「保
東浩紀「訂正する力」~迷走するリベラリスト?
哲学者 東浩紀さんの新著 「訂正する力」。哲学するには「時事」と「理論」と「実存」の三つが必要と述べ、それを著書の骨組みとしている。本書の重要な点はここだと感じた。詳細は三章の冒頭に説明されている。
著者の「訂正可能性の哲学」の実践編の位置づけだそうだ。
読み進めて感じるのは一人のリベラリストの苦悩だった。ジャパンの未来を憂いている様子は伝わるが、過去を否定せず「訂正」しながら進むという