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【今日の授業】日本のマナーから学ぶ

高校生クラス対面・日本語・継承語

卒業が近づいてきた今日はちょっと変わったことをと思って、マナー講座的なものをしました。
「礼に始まって礼に終わる」のように、「礼」の気持ちが大切にされる日本。
初めに、最敬礼、敬礼、会釈について、テンポや角度、姿勢など、実践を交えながら体験してもらいました。

(イメージ画像を選ぶときに「お辞儀」をキーワードで探したけど、手を重ねて肘を張っているのをみかけますね。
あれは韓国式で、日本では礼とともに自然におります。
でも、そういうの習う機会がないんでしょうね。家庭でも学校でも・・・)

次に和室をイメージして、靴の脱いで上がる、立ち座り、正座、正座での礼などの他、上座の考え方、インターンシップを想定して、会社に入る前にコートを脱ぐこと、裏返して持つこと、座るときはかばんの上におくこと、名刺をいただくときの注意などを話しました。

私が教えたかったのは、1つの1つのマナーではなく、その根底にある「相手を敬う気持ち」「思いやる気持ち」です。
マナーは流派によって違うこともあるし、ところによって変わります。
(欧州では女性優先など)
また、時代によって変わっていく可能性があることを、最近はデジタル名刺でデータ交換という記事を読んで知りました。

なので、細かいことを覚えるというよりは、その心の持ちようを考えてほしかったのと、将来日本や他の国に行ったとき、これはどうするのかなと思うことは事前に調べてみよう、という気持ちを持ってほしいということでした。

ちょうど膝を傷めていて正座できないという生徒がいました。
どうしたらいいですか、というので、
そういうときは、事前「膝を傷めていて、申し訳ないが正座が出来ず、このような座り方で失礼します」と、お断りすればいいでしょうとお話しました。
それの応用で、「海外で育ったので、失礼がありましたら、申し訳ございません。何かあったら、ご指導いただけますか。」とエクスキューズしておいてもいいかもしれませんよね。
でも、その本心は、「間違えたら恥ずかしい」ではなく、「皆様に不快な思いをさせるとしたら、申し訳ない」であってほしいなと思います。

用意していた内容が消化できなかったので、来週また続きをします。


対面30代男性 「2回目」

昨日は、自己紹介的なテーマで行いました。
ワンピースが好きだそうだたので、サンジ(私が好きだから!)の自己紹介にしました。
今日は、こそあど言葉と、値段を聞く、注文するという店舗でのやりとりをテーマに、ローグタウンでゾロが三代鬼轍を買おうとしたときをイメージして例文を作りました。
まあ、ホントはゾロは雪走りも買ってないんだけどね。

Dualingoで独習していたので、結構知っている言葉があるようです。
でも、文法などを一切やってなかったので、とても分かりやすいと言ってくれました。
Dualingoは母語を習うように習うので、説明はないようですね。
そういうやり方もあると思うけど、人によっては文法の説明があった方が分かりやすくなるときもあると思います。
特に日本語と欧州系言語のように隔たりが大きいものを、ある程度の年齢の人が習う場合は、文法のバックアップがある方が理解が速いと思います。

その年齢の境目は多分第二次成長期ぐらい。
人により小学校高学年だし、中学生だし、というくらいでしょうか。
だから、日本でも小学校の低学年、中学年は文法を教えないで、どんどん英語に触れるのがよくて、高学年か中学校から文法も教えていくというのはいいと思います。

私自身、外国語はいつも文法から始めていたので、他のやり方がぴんとこないけど、将来はそこもできるようになりたいです。(アジアのキッズクラスみたいの!)

明日は動詞を扱います。



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