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And Tei の「ROASTED」

こんにちは!日本茶バリスタの倉橋です。
(日本茶バリスタって何って思った方は下記の記事を見て頂けると嬉しいです)

「いい香りするなー」目の前にあったのはほうじ茶でした

僕は秋田県出身でお茶産地でもありません。
ですが、いつも食後に出てきたのはお茶でした。
小さな頃から飲んでいたお茶はなんだかわからず好きで飲んでいました。
自分でも急須でほうじ茶を淹れていたことをうっすらと覚えていました。

みなさんはどうでしょう。
お茶は小さい頃から飲んでいて何を飲んでいたか覚えていますか?
麦茶や玄米茶、ほうじ茶や煎茶なんかが多いのではないでしょうか。

僕はそれを思い出したのはお茶に興味を持ち始めた頃に思い出しました。
お茶のこと全然分からなくても自然と好きで飲んでいました。
ただ急須で淹れて飲むこともなかったのですがいざ「自分でお茶淹れたい」と思ったときに敷居を高く感じてしまい淹れることができませんでした。

淹れたことがあるのに敷居を高く感じてしまうのも何を飲んでいたか分からないことが原因でもあると思い、「お茶の淹れたのっていつ頃だったかな」と改めて考えたときに冒頭で話した小さいときに淹れたお茶のことを思い出しました。

当時のお茶を淹れてるシーンを思い出したときに香りも何となく思い出し、
「あのいい香りは何だったかな…そうかほうじ茶か!」と香りの印象と共に当時の記憶を思い出しました。

記憶に残るくらいいい香りのほうじ茶は一体なんでいい香りなのでしょうか。

ほうじ茶のほっこりする香り

ほうじ茶の香ばしくていい香りに癒されたり、気持ちがほっこりしたりしませんか?
それはほうじ茶に「ピラジン」という成分があるからなんです。
焙煎し加熱加工することでお茶に含まれる糖やアミノ酸がメイラード反応(茶葉が褐色になる様子)を起こしピラジンが生成されます。
ピラジンはお肉やワインなどにも含まれています。
お肉を焼いた時の美味しい香りと旨味は思い出すだけでもお腹が空いてきますね。

ピラジンには血液をサラサラにしたりリラックスさせる効果があります。
だからほうじ茶の香りに癒されてしまうんですね。


ROASTEDについて

ROASTEDは滋賀県信楽町朝宮にあります。
日本最古ともいわれる朝宮の茶畑は、標高450mの寒暖の差が激しく霧深い土地に位置し山のお茶特有の香り高いお茶を育ててくれます。
滋賀県のお茶は京都に流通されているほど必要不可欠な存在で、香りのよさに定評があるからだと考えています。滋賀県朝宮のお茶にしか出せないあの香り高いお茶が他県にも必要とされていたのです。

有機栽培のお茶は限られたエリアでしか生産されないためさらに希少性の高いお茶になります。

一番茶は通常4月にあたりに収穫されますが、山間部となると少し遅く収穫され一番茶の中でも5月末に収穫されます。
品種は「やぶきた」になりますが土地によっても同じ品種でも大きく色が変わってきます。
滋賀県の山の中でじっくりと育ったお茶には香りと自然の力強さを感じらる上質なお茶となりROASTEDは通常のほうじ茶よりも香りを引き立てるため焙煎を強くすることでより、地の強い香りになります。

焙煎の強いお茶とプラントミルクを合わせることでよりロースティーで深い香りを感じられます。またほうじ茶ラテなどと違った優しくも奥行きのある香りが楽しめます。ストレートで楽しむ時はあえてしっかりと味わいを出しながら濃いめに楽しむことが出来ます。

エネルギッシュなほうじ茶を楽しみたい場合はぜひ濃いめに淹れて飲んでほしいです。
軽やかな口当たりの後に登ってくロースト感。
後から口に残り火入の強いロースト感に力強さをは感じます。
喉越しはすっきりとしているので甘さの強いスイーツと一緒に楽しめば程よくリフレッシュしてくれます。

ぜひ自分の好みを探し、淹れ方を変え楽しんでほしいです。


ROASTED 淹れ方

「ROASTED ミルクティー」
⚫︎ 茶葉 4 g
⚫︎ お湯 80 ml
⚫︎ お好きなプラントミルク 80 ml
⚫︎ きび糖 5g

_お茶を抽出
・茶葉 4g を容器へ入れます。
・お湯 80ml を注ぎます。( 90 ℃以上)
・2 分待ちます。
_ミルクで抽出
・茶葉を入れたままミルク 80ml 入れます。
・スプーン2、3周かき混ぜたらレンジで 1 分(500w)温めます。
・きび糖を入れて再度かき混ぜて茶漉しで漉して完成です。

▶︎お茶感を強くする場合は茶葉を増やしてください
▶︎ミルクを増やす場合はお湯を減らしてください
▶︎量を増やしたい場合は材料全てを倍量で。
▶︎ミルクによっても変わりますのでお好みで調整してください。

「ROASTED ストレート」
⚫︎ 茶葉 4 g
⚫︎ お湯    160ml
_お茶を抽出
茶葉 4g を入れる。
・お湯 160 ml( 90 ℃)を注ぐ。
・ 30 秒待ちます。
・ゆっくりと3回分けて抽出します(50ml×3回に分けるとわかりやすいです)

▶︎濃くしたい場合
 抽出したお茶容器に戻して再度浸出させると良いです。
 お湯の量を減らす、または茶葉を増やす。
▶︎香りを立たせたい
 温度は高温(90℃以上)がマスト!
 高温で渋みが嫌な場合は浸出時間を減らしてください。

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