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保育士のボイコット



保育士のボイコット





大阪府の保育園で、園長のパワハラに耐えかねて職員が全員同時に離職届を提出、園児は行政が転園先を紹介ー


というニュースを見ました。


息子が園に通っていたのも記憶に新しく、身につまされます。


私も、息子をみてくれて、事例がないながら加配の先生をつけてくれた主任の先生は息子が最年長時に辞められ、あとから聞くと、離職理由はパワハラに耐えかねたということだった…というので複雑な気持ちを抱いたことがあります。


介護施設でも同じような性質があるみたいなんですけど、利用者がいちばんお世話になり感謝するのは職員さん。


けれど、悲しいことに保育園や介護施設などは、理事長や園長の影響力が強すぎで、人格終わってる園長・理事長のパワハラの噂は、生きるのが怖くなるほど聞きます。


そりゃ、介護職員や保育園の先生は引く手あまたの資格職だから、転職先はいくらでもあるんですけど、志のある人、心ある人は、「自分が辞めたら、利用者が困る」で、踏みとどまってパワハラ告発を我慢されるんです。


涙が出てきますね。


保育園の合否を決めるのは行政ですけど、行政に感謝できる人は、保育園の先生に感謝できる人より格段に少ないのでは?と思います。


あいつら、何もしてくれないし(昔の恨みが甦っております)


自分等が采配した仕事でも、利用者が突然保育園に通えなくなった、そういう事例でもいまいち一所懸命フォローしてくれるわけでもなく、


生活がたち行かなくなる、とか、こんなことになるなら、せめてもっと早く警鐘を鳴らして欲しかった、という当然の要求を伝えたところで、引き出せるのはせいぜい


「誠に遺憾である」


政治家顔負けの責任の放棄的発言、それで終いには、矛先を保育園に向けようとします。


先生が園児を苛めるのは論外として、園児をバスに取り残し熱中症死させ、記者会見を開いた園長が、亡くなった園児の名前を間違えたーとかで、サイコパス扱いされたニュースもありましたが、


私的には、園長は管理職なので、必ずしも子供好きでなくて良いですし、親御さんにとってはすでに最悪の事態が起こっているので、園長の人格はどうでも良いと思います。


園長は、立場的に園児に直接害を加える人にはなりにくいけど、園全体の雰囲気や、職員さんの仕事へのモチベーションを変えられる人だから、


私的には、なにも良い人でなくてもいい。


けど、「余計なことはなにもしないでほしい」!


出すものを出して、基本は主任にお任せして、先生たちの意見を尊重してほしい。


言うが易しではありますが、パワハラや老害ムーヴ、自分の話を聞かないと不機嫌になるとか、「ええ…?」って思う人も多い…。


けれども、民間企業が運営する保育園はお金がかかりとか、家からの距離などで、「通いたい」と「通える」が重なる保育園は、保護者にとっていくらも無い。


から、多少危ない匂いがしても、なかなか転園には踏みきれない。

そうでなくても、単に子供が園に馴染めないこともあるから。


やりきれない気持ちになります。



余談ですが、息子の通う園の園長に、五年弱で違和感を覚えたことはありました。なんだか目が笑っていなかったり、丁寧なんだけど冷たさを感じたり、ビジネスライクな感じ。経営側が砦になるのは、先生にとっては良いことかも知れないから、それで文句言うなんてことは無かったですが…。


それが、卒園式に着物を来ていった時、ビックリするくらいにこやかに近づいてきて、誉めてくれて


息子を、じゃなくて、着物をね。


「卒園式に着物を着ていただけたのは初めてですー!」


と。


どうも園児の健やかな成長、その実態よりは、「園のブランディング」が気になる人、ということだったのかなと思います。





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