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「仕事辞めた」愚痴を兼ねる労働の話ー2



今日も今日とてニフレル
やあ


「仕事辞めた」愚痴を兼ねる労働の話ー2




何か嫌なことがあると、運のせいとか周りのせいにして、「あまりウジウジ悩まないこと」を自分の長所としている彼女だけれど、


逆に、彼女から見て、一回り以上年下の私が、かつて自分が持ちたかった子供を育てていたり、正社員としての職があったり、彼女理論だと、それらは運によるものだから、そのことで悩んでいれば「運が良いのに、その程度のことで悩むなんて!」と、イライラもするだろうし、妬みの対象にもなる。

ある意味(彼女的には)筋は通っているのかも。


けれど更に別の方面から見ると、自分のことを運が悪いだけで、周りが悪いと評価するなら、雇う側の会社の方も、「ヤバい人を採ってしまった。運が悪かった」で終わる話。


企業側はそれが続けば困るから、採用要件を見直したり離職面談したり、定着率をあげるため試行錯誤するのだが…。


五十歳の彼女のことをどこか企業に推薦できるのは「夫」くらい。その取り扱い説明書がよほど分かりやすくできているのなら、この人手不足の世の中、どこかに彼女にぴったりの仕事場があるだろうけど、


いかんせん彼女の自己認識と一般的な社会が彼女に抱く印象は、どうしてもズレていると思う。


企業側は、アピールを信じて採ると、「なんか違う」にガッカリすることになる。


とんでもない異常者ではないけど、


同世代で同じライフステージ、共通の趣味がないと仲良くできないのに、自分を「普通」だと思っている。なんだったら「人当たりが良い方」だと思っていて、会社みたいな、いろんな年代の人、様々な意見の違いがある人から見れば、扱いにくい。


自然にしていれば協調性があると思ってしまっているのだ。

自分から、合わせるということができない…。


そういう面で、それを覆すようなキャリアまたは資格があるかというと、それはない。


むしろ、彼女の話を総合すると、前のパート先を辞めて再就職するまでに、二つは試用期間で辞めて、もうそろそろ一年のブランクができる…?


年齢のせいとは全く思わないです。


義理の姉は、自治会のおばさんより年上ですが、子育てを終えイギリスでの自分のアイデンティティーに疑問を覚え、旦那さんと話し合い永住権を失わないことを条件に一人帰国。


清掃員や物流系の会社に派遣され、そこで外国人労働者の通訳として活躍されることもあるそうです。


一人で賃貸アパートを借りて、保証人にイギリス人の旦那の名前というわけにはいかないから、主人の名前を貸してほしい、ということ。


旦那のお金を当てにしすぎないよう、また、帰国時には離職することになるからか、まとまった仕事をしようという気持ちが強いらしく、合うと、私は自分が経験したことのない仕事の話を聞けるから、面白い。


五十を過ぎたら扱いにくくなって勤め先にも困る、その限りではないって思う。


それに、義理の姉ながら、そういうふうに自己確立できるのは凄い。うつ状態になっていた、というのが、嘘のよう。(元気になったのだろうか。)こんな風に年を取れたら良いとも思う。


今さらながら、自治会のおばさんは、職業訓練所にいって、講座のひとつ・ふたつでも受けて、今の世の中のことを一応知っておいた方が良いと思います。



冷たい上司がいるのは上場企業で、彼女は「実名を出したら炎上するって分かっているのかしら?!」とも言っていて、ご立腹でした。


この一言に、底意地の悪い私は、「そうですね。パワハラ上司に当たって可哀想」と迎合しておいたけど、


なぜかというと、本当に(その程度のことで)実名を出したら損さ害賠償請求されるのはむしろ彼女の方だからです。


さすがに、そこまでバカ…ではないと思いますが。




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