時を積み重ねた空間に包まれたい願望
定期購読しはじめた、雑誌「CONFORT」が届きました。この雑誌は、とにかく写真が美しい!
ファッションが好きな女性が、ファッション誌の素敵な洋服に、心をときめかせる感じにとても似ているかもしれません。
もしくは、”推し”の写真集を見る感じにも似ているかもしれません。
今回掲載されていた建物の中で、いちばん好きだったのは、北海道のSHIGUCHIという新しくできた宿です。
新しいといっても、古民家で使われていた廃材を使って建てているので、見た目が「新しい」わけではありません。
古民家再生というお仕事は、前に勤めてた会社で、何度か目にしてきましたが、新築に比べて途方もない手間がかかります。材料はまっすぐじゃないし、思った通りにならないこともあります。
でも、「古民家風」と「古民家」では、本当に違うんですよね。その場のもつ空気というか、力強さというか・・・柱や梁って、物理的にみればただの木材ですが、そこに積み上げられてきた「時間」を肌で感じることができるから不思議ですね。
北海道は物理的にもかなり遠いですし、子どももまだ小さいので、今すぐは無理ですが、いつか訪れてみたい宿がひとつ増えました。
アンティークを暮らしに取り入れる
自分の暮らしに古民家を取り入れることはできませんでしたが、せめて暮らしの一部にアンティークを…と思い、アンティーク家具をいくつか購入しました。
一つ目は、ダイニングテーブルの椅子。
南堀江のアンティークショップで2脚見つけて購入しました。低めのダイニングテーブルにぴったりの高さで、「運命!」と、ものすごく盛り上がりました。
二つ目は、コレクションボード。
オットのコレクションである、スターバックスのタンブラーを飾りたいということで、探しに探したコレクションボード。色とりどりのタンブラーを中和させてくれているキャビネットも、アンティーク家具屋さんで見つけたものです。
こちらも、おきたい場所に幅にぴったりのものが見つかり、「運命!」と大騒ぎして購入をきめました。
キャビネットの扉に収まっているガラスも、工業ガラスではなく、手吹きガラスならではの味わいがあって、とても気に入っています。
とにかく、新しいピカピカしたものより、使い込まれて古ぼけてきたものが大好きです。ものすごく明るい空間より、少し陰影がある空間のほうが、心が落ち着きます。
わが家は建ててまだ2年弱なので、床も柱も新しいのですが、徐々に馴染んで一緒に古びていってくるのが楽しみです。
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