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脳内廃棄物

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2015年2月の記事一覧

脳内廃棄物8

自分のうしろを振り返ると

足跡がついていた

私は安心した

足跡がついている

自分がどこから来たのかわかる

私は安心した

でも、

この足跡は何で出来ているのか

触ってみた

それは後悔だった

後悔で私の足跡は出来ていた

私の道は後悔だらけだった

あの時、なぜあんなことしたのか

あの時、どうして声をかけなかったのか

あの時、どうして…

後悔ばかりが足跡になり、地面にこびりつ

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脳内廃棄物7

ある朝、おじいさんが言いました。

努力は魔法なんだ。

自分を積み重ねて行ける。

どんどん重ねたら高い所に手が届くかもしれない。

でも、自分は努力してるんだなんて、考えてしまうと魔法はなくなってしまう。

そうすると大変だ。

積み重ねていた自分の重さで潰れてしまう。

そうなったらどうすればいいかだって?

そうだな。

もう一度、自分に魔法を掛けるか、一人ひとり自分を退かすか。

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脳内廃棄物6

僕と彼女は一方的な友情関係である

彼女はとても綺麗だ
触ると気持ちいい

僕と彼女は一方的な友情関係である

彼女は寒がりだ
だから、いつも暖かい所にいる。

僕と彼女は一方的な友情関係である

彼女は僕を起こす。
僕が彼女を起こそうとすると彼女は怒る。

僕と彼女は一方的な友情関係である

僕が何かに夢中だと彼女は邪魔をしに来る。
僕が遊ぼうと声を掛けるとたまに無視する。

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脳内廃棄物6

初めて君を見た時、君は公園でヒーローになっていた

初めて君を意識した時、君は私の手を引いていた

初めてスキだと伝えた時、君は床に倒れて驚いていた。

初めて君をキライになった時、君は私の夢を応援していた。

初めて大声で泣いた時、君はそばに居てくれた。

初めて君が綺麗だと言ってくれた時、私は白に包まれていた。

初めて誰かのために生きたいと想った

初めて、こんなに人をアイした

初めて、

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脳内廃棄物15

金槌が落ちた

音はならなかった

鈍い光がちらりと目に入っただけ

カタンと音をたててほしかったのに

金槌は音をたてない

理想はイメージできていたが

神様のいたずらで

金槌は音をたてない

だから私はカタンと

小さく呟いた。

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脳内廃棄物14

久しぶりに君をみたら

僕の心臓はおどろいた

綺麗になった君をみたら

僕の変わらなかった

初恋が悲鳴をあげた

君は綺麗で幸せそうだから

僕の醜さがよく見えた。

手の届かなかった恋が

見えない場所まで飛んでいった

僕は逃げた

見つからないよう

見つかってしまえば

君は僕を見て見ぬふりを

僕も君を見て見ぬふりを

それが辛いから

僕は逃げた

僕の初恋は

誰の心にも残っては

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脳内廃棄物13

声をあげたい

声をあげたい

分からないけど

声をあげたい

何を言いたいのか

声をあげたい

大きな声で

声をあげたい

君に向かって

声をあげたい

家族に向かって

声をあげたい

自分のために

声をあげたい

暴力はいけないから

声をあげたい

泣くのは嫌だから

声をあげたい

それでおあいこ

なにもかもおあいこ

そんな気持ちに僕はなったんだ

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脳内廃棄物12

足掻く

足掻く

僕は足掻く

自分のために足掻く

溺れたくないんだ

息をしたいんだ

生きたいんだ

僕の邪魔をする人がいた

落ち着けと

暴れるなと

何もわかってない

離せと叫んだ

押した

引いた

逃げた

僕は足掻く

疲れた

僕は足掻く

何がしたいんだ

僕は足掻く

誰もいない

僕は足掻く

冷たい

僕は足掻く

涙が溢れる

僕は足掻く

胸が詰まる

僕は足

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脳内廃棄物11

優しすぎた貴方へ

泣いた赤鬼や幸福の王子様を読む度に貴方を思い出します

貴方の優しさは痛みでしたね

痛いのを我慢して誰かに優しくする

誰かの心に近づいてしまう

そんな貴方にいつも私は怒っていました

そんな日々が今は懐かしいです

貴方がいなくなって

つい、貴方の真似をしてしまいます

やはり痛かったです

でも、暖かいですね

貴方はもう戻ってこないのでしょう

だから私も私には戻り

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脳内廃棄物10

花瓶を見て

何を挿そうが想う

花を挿して

何を食べようか想う

私の景色に差し色を

私を想わす色を差そう

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脳内廃棄物5

明日を呪う犬を見て見ぬふり

僕の明日が消えているのは

君の昨日を消したから

僕にとって明日はいらないから

僕に必要なのは君がいる今だから

だからもう笑わないで

泣いてほしいんだ

君は辛いと笑うから

だから君の昨日消したんだ

消したものは思い出せないから

だから泣いてほしいんだ

明日を祝う山羊を祝ったんだ

僕は泣いても君は笑ったのは

君が優しすぎたから

僕にとって明日はい

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脳内廃棄物4

逃げるのはカッコ悪い

無関心はカッコ悪い

カッコ悪いし、悪いことだ

ドラマや映画、小説等で言われる

でも、現実では悪いことなのか

自分を守ることが悪いのか

労力を節約することは悪いのか

良いこと、悪いこと

物事の見方を変えなくても

何が良くて、何が悪いのか

私は理解したい

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脳内廃棄物3

決断する勇気が私にはなかった

震える手

震える銃口

相手は友人だった

昔の影を落としながら

撃てないことを笑っていた

笑いあったことを思い出せず

現実だけが自分の味方になっていた

撃つ勇気も撃たない勇気も存在しなかった

だが静寂は破られた

天井に張り巡られたパイブから水が落ちた

手に落ちた

驚いた

指が、掌が集まる

飛び出た音が友人の腹に止まった

時間も止まった

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