脳内廃棄物11

優しすぎた貴方へ

泣いた赤鬼や幸福の王子様を読む度に貴方を思い出します

貴方の優しさは痛みでしたね

痛いのを我慢して誰かに優しくする

誰かの心に近づいてしまう

そんな貴方にいつも私は怒っていました

そんな日々が今は懐かしいです

貴方がいなくなって

つい、貴方の真似をしてしまいます

やはり痛かったです

でも、暖かいですね

貴方はもう戻ってこないのでしょう

だから私も私には戻りません

これは貴方には届かないでしょう

だから私が書いて私が読むのです

最後に言わせてください

私は貴方がキライでした

でも、

私は貴方の生き方を生きてみようとおもいます

お元気で

これは私が私に入れた手紙

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