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脳内にある廃棄物を排出します。 あとは短編小説をちょこちょこ。

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脳内廃棄物75

しわがふたり さんにんとふえて いつのまにか、しわだらけ。 にこにこわらって、ごまかして いきてきたみちだった。 いつのころからか、なにがまちがってたのか では…

nizikuma
7年前
10

脳内廃棄74

明日が来なければ 昨日が消えなければ  時間などなくなれば   私はあなたに会いに行きたい さよならを言った覚えはない また会おうと約束したこともない ただ過ぎ…

nizikuma
7年前
4

脳内廃棄物73

ある幼子が言った 人生は のるかそるかのまるばつげーむ 行ったきりの泥か道か 続く限りの 泥まみれ 道まみれ 私まみれの やまたにうみのそこ きりよく笑う 限りありの 一…

nizikuma
7年前
5

前から思ってたけど、有料noteに0円がほしい。
お金は取らないけど見るには手続きが必要です。みたいな感じで。
人を選ぶようなnoteを載せたい時とかあるし、コメントとかに注意書きしても見ちゃうときもあるだろうから。
もうあるor誰かもう運営さんに言ってるかもだけど(๑´ڡ`๑)

nizikuma
7年前
9

短編小説 だし巻き

朝食を食べる時くらい、私の話を聞いてほしい。 料理に対して何も言わないあなたは黙々と食べていて、話をする雰囲気など微塵も出さない。 そんな毎日を繰り返して張り合い…

nizikuma
7年前
6

脳内廃棄72

笑った顔が可愛くない そんなことをいつぞやの君は言っていた。 齢を取って泣くことがめっきりなくなって、矢が飛ぶように一日が終わっていく。 思い出の片隅に残ったケン…

nizikuma
7年前
4

脳内廃棄物71

もし、後悔で変わったのなら それはあなたの優しさの賜物 私はそうじゃなかった 私はあと何回、人をイラつかせたら幸せになるの? 壊れた機械よりも性能が悪い そんな僕も…

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7年前
6

脳内廃棄物70

坂の上 車の音 子供の頃の記憶は虫食いで あの夏の暑さと あの冬の寒さも もう覚えていない 哀しみと苦しみも悔しさも怒りも 消えていないのに 記憶と体感はもうい…

nizikuma
7年前
4

今日はレベルアップ日!
何だか人生はお金との戦いであるみたいな1年でした(-_-;)
なので今日からの1年は人に感謝できる1年にしたいと思います!

nizikuma
7年前
4

休日

私の休日の過ごし方はきっと外に出ないと思いますね。 ていうかでれない。 寒いし。暗いし。 極地ですからね。ヤバイです。多分。 行ったことないですから、想像ですけ…

nizikuma
7年前
13

ロシア語にクマを表す言葉はないらしい。
理由はクマの名前を言うとクマを呼び寄せる言い伝えがあり、クマを恐れて誰も使うことなく消えてしまったとのこと。

某有名小説の某ルデモート的な感じですね(´(ェ)`)

nizikuma
7年前
9

短編小説連式1 四つ角の悪魔

田舎の田んぼ道同士が交わる四つ角。 一人の女性が深夜12時少し前に現れた。 古びたギターを抱え、Tシャツ、短パン、ビーサンスタイルの彼女は一呼吸。 ギターを鳴ら…

nizikuma
7年前
10

脳内廃棄物69

心の置き場所=居場所 どんなに恵まれた環境でも、 心を置けないのなら 居場所じゃない 家族とか関係ない 嫌いなものはきらい 心を置けないのなら 居場所じゃない 親子、兄…

nizikuma
7年前
10

短編怪談2 喫茶店

だいにわ 学校の帰り道。 山田と別れ、僕は家の近くの潰れた駄菓子屋の角を曲がる。 するとレインコートを着た女性が立っていた。 通り過ぎようとすると声をかけられた。 …

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7年前
6

短編小説 無味

「ねぇ、ねぇ。」 「何?」 彼女は氷を噛み砕きながら返事をする。 「今、やってるゲームでさ、共感覚って出てきてさ」 「あれだろ。数字に色が見えたり、味がしたりするや…

nizikuma
7年前
11

脳内廃棄物68

薄曇りに よく映える真っ白な君。 白い肌をより白くして どこか儚げに歩いてくる君は コスプレっぽいねと笑う。 そうだねと照れ隠しに言うぼくを叩く手。 少し握ったら、握…

nizikuma
7年前
11

脳内廃棄物75

しわがふたり

さんにんとふえて

いつのまにか、しわだらけ。

にこにこわらって、ごまかして

いきてきたみちだった。

いつのころからか、なにがまちがってたのか

ではなくなんとなくたいせつに、

ものやらひとを、たいせつに。

そんなふうにかんがえてたら、かおにたくさん

ともだちができた。

あのひとは、からかうだけだけど

なんだかおこるのも、ばからしくなった

わらって、わらって、わら

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脳内廃棄74

明日が来なければ

昨日が消えなければ 

時間などなくなれば  

私はあなたに会いに行きたい

さよならを言った覚えはない

また会おうと約束したこともない

ただ過ぎ去りし人

交わした言葉も少なかった  

思い出す事はいつも同じで

あなたはきっと私が大切ではない

エゴをぶつける勇気も悪意もなく

ただ過ぎ去るのが分かるから

あなたに会いたい

会えない理由もないのに

合う理由もな

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脳内廃棄物73

ある幼子が言った
人生は のるかそるかのまるばつげーむ
行ったきりの泥か道か
続く限りの
泥まみれ
道まみれ
私まみれの
やまたにうみのそこ
きりよく笑う
限りありの
一本道

元気よく、抑揚良くで
りぴーとあふたーみー!

前から思ってたけど、有料noteに0円がほしい。
お金は取らないけど見るには手続きが必要です。みたいな感じで。
人を選ぶようなnoteを載せたい時とかあるし、コメントとかに注意書きしても見ちゃうときもあるだろうから。
もうあるor誰かもう運営さんに言ってるかもだけど(๑´ڡ`๑)

短編小説 だし巻き

朝食を食べる時くらい、私の話を聞いてほしい。
料理に対して何も言わないあなたは黙々と食べていて、話をする雰囲気など微塵も出さない。
そんな毎日を繰り返して張り合いのないを通り越したくらいにふと感じた愛情。
あなたはだし巻きが好きなのだ。口に出したことはないだろうがいつも食卓に出すとすぐ食べてしまう。失敗すると少し悲しそうに食べている。飲みすぎた次の日は食べるのが遅い。トイレが長い。ネギを入れたもの

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脳内廃棄72

笑った顔が可愛くない
そんなことをいつぞやの君は言っていた。
齢を取って泣くことがめっきりなくなって、矢が飛ぶように一日が終わっていく。
思い出の片隅に残ったケンカもいつの間にか笑い話。
笑って笑って、若い頃より楽しいのかも知れ無い。
喧嘩もせず、流行りモノも見ずになんとなく過ごせてた。
でも、今日は笑わない。
だって君が行ってしまったから。
泣きはしないけど。
泣きはしないけど。
今日は誰にも会

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脳内廃棄物71

脳内廃棄物71

もし、後悔で変わったのなら
それはあなたの優しさの賜物
私はそうじゃなかった
私はあと何回、人をイラつかせたら幸せになるの?

壊れた機械よりも性能が悪い
そんな僕も社会の一部なのだと
気づいていたんだ
彼はあと何回、嫌われたら幸せになるの?

日向も物陰も
誰も彼も
私も彼も
私のことが、彼のことが
嫌いで仕方ない

応えてよ
幸せになれたら、どうなるの?
応えてよ
幸せって存在するの?
応えて

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脳内廃棄物70

脳内廃棄物70

坂の上

車の音

子供の頃の記憶は虫食いで

あの夏の暑さと

あの冬の寒さも

もう覚えていない

哀しみと苦しみも悔しさも怒りも

消えていないのに

記憶と体感はもういない

喜びを踏みにじり、記憶を食い尽くし

ただ黒に染まっていく

私は誰かを許したい

それは謝罪のない許し

誰にも届かない許し

感情は時計を狂わせ、社会に風穴を開ける

そんな人間は歩き方がわからない

歩けるはず

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今日はレベルアップ日!
何だか人生はお金との戦いであるみたいな1年でした(-_-;)
なので今日からの1年は人に感謝できる1年にしたいと思います!

休日

休日

私の休日の過ごし方はきっと外に出ないと思いますね。

ていうかでれない。

寒いし。暗いし。

極地ですからね。ヤバイです。多分。

行ったことないですから、想像ですけど。

グーグル先生に聞いたところ、オーロラはよく見えるらしいです。それはちょっと気になりますね。

長いところだと2ヶ月位になるようですよ!

大変ですね。ビタミンdが不足しちゃいますね。

えっ?何の話って?

休日って日が休む

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ロシア語にクマを表す言葉はないらしい。
理由はクマの名前を言うとクマを呼び寄せる言い伝えがあり、クマを恐れて誰も使うことなく消えてしまったとのこと。

某有名小説の某ルデモート的な感じですね(´(ェ)`)

短編小説連式1 四つ角の悪魔

短編小説連式1 四つ角の悪魔

田舎の田んぼ道同士が交わる四つ角。

一人の女性が深夜12時少し前に現れた。

古びたギターを抱え、Tシャツ、短パン、ビーサンスタイルの彼女は一呼吸。

ギターを鳴らす。

コード? なにそれおいしいの?的な状態でギターをかき鳴らす。

ここが田舎でなければ確実に通報されるぐらいの声量で彼女は歌いだす。

もちろん音程など滅茶苦茶だが真剣に歌っているし、気持ちよく歌っている。

一番のラスト近くに

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脳内廃棄物69

脳内廃棄物69

心の置き場所=居場所
どんなに恵まれた環境でも、
心を置けないのなら
居場所じゃない
家族とか関係ない
嫌いなものはきらい
心を置けないのなら
居場所じゃない
親子、兄弟、姉妹、親族、血族
そんな繋がりだけで
貴方の居場所は決まらない
私の居場所は決まらない
家族なんだからと言う、したり顔は
私は間抜けな人間ですと宣言している
説明書
貴方の居場所は
あなたが決める
神様のレールに
乗ったあなたが

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短編怪談2 喫茶店

短編怪談2 喫茶店

だいにわ

学校の帰り道。
山田と別れ、僕は家の近くの潰れた駄菓子屋の角を曲がる。
するとレインコートを着た女性が立っていた。
通り過ぎようとすると声をかけられた。
「ちょっと、悪いんだけどその制服、西藍高校の人だよね?」
「ぇ、あ、はい、そうですけど…?」
近くでよく見るとこの人、耳や鼻がピアスだらけだ。
「それなら、8月に冨田にある空き家に忍び混んだ人たち知ってる?」
嫌な気持ちになる。忘れら

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短編小説 無味

短編小説 無味

「ねぇ、ねぇ。」
「何?」
彼女は氷を噛み砕きながら返事をする。
「今、やってるゲームでさ、共感覚って出てきてさ」
「あれだろ。数字に色が見えたり、味がしたりするやつ」
「それそれ!それでさなんとなく愛ってどんな味がするのかなって思ったんだよね。」
「発想がおかしい」
彼はニヤリと笑う
「暇つぶしに良いでしょ。それに愛の味がわかったらポテトチップス愛の味とか商品出たりしてさ、面白いじゃん」
「はぁ

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脳内廃棄物68

脳内廃棄物68

薄曇りに
よく映える真っ白な君。
白い肌をより白くして
どこか儚げに歩いてくる君は
コスプレっぽいねと笑う。
そうだねと照れ隠しに言うぼくを叩く手。
少し握ったら、握り返された。
幸せなんて
分からなかった。満たされなかった。
満足出来ないのに、笑ってた。
そんな僕を、掴んでくれた。
満たされたのかわからないけど
君のそばにいたい。
そんな気持ちが僕の心を埋め尽くす。
明日のことも、昨日のことも

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