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おせんべいNo.1

「無人島に一つだけ持っていけるとしたら?」30年生きてきた中でも、飲み会などで数回は聞かれたことがある、かなりどうでも良い質問の一つです。

そもそもこんな質問をしなければ場をつなぐことができない飲み会など、見ず知らずの男女がたまたまその場で集まって酒と料理を食べてるだけの会合とそんな変わらないです。あとは英語禁止ゲームといった類のものですね。会社メンバーでの飲み会で催されたときには、私はそれまで以上に影を潜め、「1分間しゃべらないことで課せられる罰金」を取られないように適度に発言してその場をやり過ごします。

さて、無人島に一つだけ持っていくとしたら?と言いますが、そもそもなんで無人島に行く前提なんですか。一つだけって何ですか?なんで一つだけ?船が小さいから?でも持っていくものを考えて用意する権利と時間があるのであれば、その間にラゲッジスペース確保された船に変更してもらえますか?って思います。

一つだけ持っていくことが許されるならば、前もって準備できる時間はあるわけじゃないですか。それなのに一つだけっていうのが解せませんし、いやもし急にいかなければいけなくなった場合だよとなったら、そしたら一つだけでも持っていく余裕はないじゃん。全く論理が破綻した質問ですね。

ちなみに私が無人島にもっていきたいくらいお勧めするものは、亀田製菓から発売されている『堅ぶつ』というおせんべいです。


無人島にもっていきたいほどにお勧めする絶対的な理由が一つあります。それは、

「おいしいから」です。

自称している通りとにかく堅めのおせんべいです。手に取った感じからもうすでに堅いです。そして食べて堅い。見た目が白っぽいところと、もち米からできていることを除けばもう岩です。

ドラえもんの秘密道具に『人間機関車セット』というのが出てくるのですが、それは石炭をバリボリ食べて水を飲むと機関車みたいに速く走れるというものです。その時ののび太君の石炭を食べたときの食感てこんなかんじだったのかなぁとふと思いました。

ホームページでも「噛みしめるほどに旨味広がる」という、堅めの食べ物には大抵書いてある定型フレーズが書いてあるように、噛めば噛むほどおいしい感じがします。というか堅いので何回も咀嚼しないと呑み込めません。ただし、1個当たりの大きさは小さめですので、どんどん口の中に入っていきます。

また、堅いだけが売りではありません。塩味がスタンダードなのですが、塩の振り方も抜群です。塩味のおせんべいで一番がっかりするのは、ヘルシー志向からなのか絶妙にもう一つ塩味が足りない時ですよね。また、袋の中で味のばらつきもなくどこから食べても同じ味が再現されています。

堅いので無人島においても、木の枝の先に紐で括り付けて薪割りに使用したり、パチンコの玉として野兎を仕留めるのに使用したりできるのも大きなポイントですね、

ただし、普通のおせんべいより若干値が張るので、なかなかいつも買うわけにはいきませんね。

そんな雲の多い土日でした。

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