まあ、卒業に際して言ってみても
卒業です。
どういうことを思います?
卒業したんですが、なんでも構いません、卒業という行為、みんなしたことがあると思うんですけれど、いったいどういうことを思ったんでしょうか。
高校時代までの無鉄砲さを亡くした身としては、大学の卒業というものはとてもさもしく、ただ無限に続く不安のなかに取り残されるような気分でした。とはいっても、表面上は冗談めかして笑うだけなのですが。
就職先が決まってたらまあ、ちょっとは違うのかなあ……でも、あまり変わらない気もする。多分、学生という身分の終わりに悲しんだのかもしれない。青春の終わり。でも私の青春というやつは、一瞬もはじまったことなかったぜ! なんてね。
実は、去年の冬に親友が死んだのです。それで私にとって青春というものは、やはり死を迎えたように思います。というより、馬脚をあらわしたといったところでしょう。
やなはなし。やなはなし。8・7・8・7・4。やなはなしですよ。ほんとにもう。友達この先どうつくればいいのかなあと思います。就職活動あんまり関係ないって書きましたけど、やっぱ関係あります。あなたとは働きたくないって言われてる感じで、毎回寂しくなる。私はお祈りメール嫌いです。ほんとに失礼だなと思います。なんの意味があるんですか、あんなもの。”落ちました”の五行だけのほうが、ずっと救われるのに。
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