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大人の化粧教室で「清潔若創りメイク」を習う。メイクアップと自己肯定感。



環境も変わるし、新しい自分に会いに行こう!というわけで
ほとんど化粧経験のない(不器用だから)、色付きリップクリームの1つも塗って「一応社会人なんで化粧してますよ」でゴリ押ししてきた50代。
一応、一式持っていて、なんとなくファンデを塗って、指でピンクのアイカラーを乗せて顔色よく見せる、くらいしかしてこなかったのです。

頬は肝斑だらけ、眉毛は太くぼさぼさ、さすがに口元の産毛くらいはみっともないので剃ってますが、程度。
こうしてみると、うちの夫は本当に心が広いというか・・・
中身を愛してくれてありがとう・・・

プロを目指すわけでない、アーティスト養成ではなく、一般の大人向けのお化粧教室、メイクレッスンを検索すると、色々ヒットするのですが
いちばん良心的な価格(今日はダイジェストレッスン2時間で2000円)で、化粧品の押し売りはしないと明言されている銀座Sayさんに決め、
予約してありました。

大人も色々ですが、こちらは例えば、就活のためのメイクレッスンを受けたいお嬢さんがターゲットではなく、教室のコンセプト自体が、おばさんからおばあさん向けです。しかも自称オバサンの30代あたりではなく
本物のおばさん(非美魔女)が痛々しくない、古くない、かといって流行を追わない、今の年齢の自分の魅力を引き出せる、自信を持てる自分になるためのメイクアップを、自分で毎日再現できるようにするため、のお教室です。
今日は8人の参加者で満員。先生はいつもは2名だそうですが、今日は3名体制で、全員をよく見てくださいました。

私はオレンジかピンクメイクしか似合わないと思っていたのですが
先生はブラウンメイクが映えると教えてくださったし、
自分であえて苦手意識があったブルー系のアイシャドウを選んだら
びっくりするくらい似合ったのが大きな発見でした。

若く見せる、のと若々しく見える自分を演出する、のは違う。
実年齢より若く思われたい、ではなく
イキイキ、つやつやした表情や姿勢が、若い子のやる「整形級別人メイク」ではなく、その人らしい個性ある目鼻立ちそのままで、素敵だと感じさせるんですよね。

線を描く技術や、色の乗せ方などコツもたくさん教えてくださったけど
そもそものスキンケアやマッサージ、筆の扱いで
「自分に優しくすること」「自分を丁寧に扱うこと」「道具を大事にすること」を何より、先生方は教えてくださった気がします。

モデルさんのような参加者はいません。みんなおばさんです。
でも、粉を塗り、線を引き、鏡を見つめするうちに
みんな輝いていく。メイクアップの力はすごいと思いましたね。
「わぁ、キレイ!」鏡の中の自分にみんなつぶやいてる。

人に優しくありたいと思う時点でその人は優しいし
綺麗になりたい、と願う時点でその人は綺麗なんだなと思いました。

誰かよりきれいに、とか 誰かみたいにきれいに、じゃなくて。
昨日の自分より、化粧前の自分より、キレイになりたい。
そんな人たちが集まった空間は、ギラギラどろどろした何かを勝ち取りたい空気ではなく
みんな違ってみんな良くて、さっきより自分が好きになった人たちの笑顔であふれていて、とてもいい時間を過ごすことができました。

メイクアップは、アップなんですよね。
人より劣っている部分をこそこそ隠すため、じゃなくて
自分の魅力をアップさせて気分をアップさせるためのもの。
仕事では女性のメイクは武器だし防具、つまり戦闘装備です。
男性が試合前に筋肉をパンプアップさせるように、営業マンが靴を磨きとっておきのネクタイを締めて商談に臨むように。

終わって、実際全く押し売りはなく、すぐ帰りやすい雰囲気でしたが、参加費が安かったこともあり、先生に見立ててもらった色のファンデやチークが割引価格だったので、素直に購入して帰りました。

普通のデパコスと同じくらいの価格帯で、怪しいセミナーとかで「ここでしか買えない」と高額なものを無理やり買わせるようなお教室では全くなかったです。気になっていた方がおられたら、是非、参加してみてください。




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