あの人との対面

私は開店時間ピッタリにお店に行った。

早い時間からならお店全然空いているからね。
平日の早い時間に行けばお店は暇だし丁寧な対応をしてもらえる。
それを狙って早い時間にした。

黒い鉄の重い扉を開けて
お店に入った。
店内は薄暗くて
音楽ガンガンにかかってて

偏見だけど、入り口付近にいたイケイケのお兄ちゃんが怖い。

優しそうな内勤のおじさんに席まで案内してもらった。

内装は凄い緊張広くて豹柄の壁に黒い大理石のテーブル、黒いレザーソファーにブラックライト色の様な間接照明。

とてもギラギラな世界だ。

緊張しすぎてスゲー背筋がピッとする。

初回は一人ずつ全員席に着いてくれて一人一人から名刺を貰えて10分くらいお話してくれる。

すぐに一人目のホストくんが席に着いてくれて
私の緊張からかぎこちない会話をした。

なんか役職者以外とは会話凄いきごちなかった気がする。

最後くらいに憧れのあの人が席に着いてくれた。
スゲー分厚くて立派な名刺を貰った。
名刺貰えて嬉しくなった。

ブログとかたまに読んでいたから顔を良く知ってるつもりだったけど、実物はやっぱりスゲーイケメンだった。

化粧してるからかな
お肌半端なく綺麗
バッキリはっきりとした二重の大きな目
昔より凄い痩せてて小さなお顔

モデルしててもアイドルしててもいいくらいのルックス。

会話したとき凄い相手を探ってくるような
話し方をされて
お客様が何を求めてここに来たのか凄い探ってた。
やっぱり仕事出来るな。
そりゃ、人気出るわな。

憧れのあの人はずっとずっと存在を私に知られないようにしてたから
私も正体を明かすような事はしなかった。



ただ普通に会話してきた。
笑ってくれて良かった。

良かった。

幸せそうで本当に良かった。

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