決断した日

出会ったときから
ここ半年
私は憧れのあの人を忘れる事ができなかった。

自分の中からいつまで経っても憧れのあの人が出ていかない。
忘れられない。

忘れているのは寝ている時だけだ。

こんなに自分が一人の人間に囚われるなんて変な感覚だ。

憧れのあの人が整形したときも顔が全然違うのに私は
憧れのあの人だ!
ってすぐにわかった。

なんでわかったんだろう第六感?

憧れのあの人は本当にわかる方がおかしいくらいの
変貌を遂げている

源氏名もおかしい。憧れのあの人は初め源氏名を
あっくんにしようとしていたはずだ。

何で、私があだ名で呼んでいた名前にしたの?
自分を曲げないあの人が
なんで?

何で私は名前も何もかも知らない人の行方がわかったの?
なんで?

ネットに突然現れて知ったけど何故?
何で出てきた?
探し回っていたわけじゃないのに。

全部偶然なのかもだけど
おかしいおかしいおかしい全部変!
何もかもおかしいよ!

疑問と私の中から溢れでる力に突き動かされて
私は会いに行くしかないと本気で思った。

本当にある日突き動かされるように、突然決断して家を出た。

向かう最中は凄い緊張した。
いつもと同じ道なのに
いつもと変わらぬ世界なのに

動悸、息切れ、
全部全部止まらない感じ。

関東の真冬で大雪が降る中をひたすら進む。
寒くて雪やべぇのに手汗が半端なくて
自分やべぇと思った。

店の前について、自分がやべぇと思った。
ワイワイとしたクラブみたいな空間は苦手。
怖い。
でも何故一人で此処に私は来たのだ??
友人の一人や二人誘ったら良かったのでは?

私はやはり馬鹿だなぁ…やべぇ奴だったんだな。

ビルの前についてお店の入り口が謎すぎて
ビルの周辺をさ迷い、お店に入った。
やっとお店に入れた。
お疲れ私。

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