Molly

生まれ変われない。

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物語が完結するのが怖い?案ずるなかれ、完結させまいとする人達は様々な変貌を遂げながら必ず表れるから。真夏の夜の夢のごとく、内蔵の奥に置き去りにされた金属のごとく、終わったと思ってたものが終わってない、一度「悪魔」のポーズでキメたら止められない、そんなあなたは中途半端なワルじゃない

    • そのかわり、重要なメッセージを見逃してます、たぶん。

      • ドラマを見てて気づいたことや些細な発見はいくつもあって、それらを毎回書くつもりはないんだけど、この小さな楽しさ、何かに似てるな?と思ったら、サリンジャーの「フラニーとズーイ」を読んでいて発見する、わりかしどうでもいいこと、その「どうでもよさ」を慈しむ満足感だった。妙な共通点だな。

        • 物語に終わりがくるのはとても怖い。でももっと怖いのは物語が完結してしまうこと。好きな人が何を問うても私は「Yes」と答えて、私が何を問うてもその人は「Yes」と答えるとしたら?世界が≪閉じて≫しまいそう。親密な時間を切望しながらも、開いていたいという矛盾のエロス、あなたに分かる?

        物語が完結するのが怖い?案ずるなかれ、完結させまいとする人達は様々な変貌を遂げながら必ず表れるから。真夏の夜の夢のごとく、内蔵の奥に置き去りにされた金属のごとく、終わったと思ってたものが終わってない、一度「悪魔」のポーズでキメたら止められない、そんなあなたは中途半端なワルじゃない

        • そのかわり、重要なメッセージを見逃してます、たぶん。

        • ドラマを見てて気づいたことや些細な発見はいくつもあって、それらを毎回書くつもりはないんだけど、この小さな楽しさ、何かに似てるな?と思ったら、サリンジャーの「フラニーとズーイ」を読んでいて発見する、わりかしどうでもいいこと、その「どうでもよさ」を慈しむ満足感だった。妙な共通点だな。

        • 物語に終わりがくるのはとても怖い。でももっと怖いのは物語が完結してしまうこと。好きな人が何を問うても私は「Yes」と答えて、私が何を問うてもその人は「Yes」と答えるとしたら?世界が≪閉じて≫しまいそう。親密な時間を切望しながらも、開いていたいという矛盾のエロス、あなたに分かる?

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        記事

          男は目を開いて実態を知ろうとする、女は目を閉じてそのイメージを信じようとする。読者は知りたがりや?信じたがりや?あなたは男?それとも女?あなたは読者?それとも観察者?

          男は目を開いて実態を知ろうとする、女は目を閉じてそのイメージを信じようとする。読者は知りたがりや?信じたがりや?あなたは男?それとも女?あなたは読者?それとも観察者?

          孤独という文字が誤解を招いてることがあるかもなあ。孤独って寂しいけど、素敵なところもあって、どこが素敵かって、動物でも植物でもいい、音楽でもアートでも建築物でもいい、海辺でも雲でも星でもいい、人間以外の言葉を発しない生き物と会話ができるようになれるところ(少しずつでも、きっとね)

          孤独という文字が誤解を招いてることがあるかもなあ。孤独って寂しいけど、素敵なところもあって、どこが素敵かって、動物でも植物でもいい、音楽でもアートでも建築物でもいい、海辺でも雲でも星でもいい、人間以外の言葉を発しない生き物と会話ができるようになれるところ(少しずつでも、きっとね)

          私は本当に「ありがとう」と言いたいとき、そう思ったときにしか言わない。 (ああこんなこと言ってまた怒られるんだろうなぁ) だから、ありがとう。 記事を読んでくれた人へ。

          私は本当に「ありがとう」と言いたいとき、そう思ったときにしか言わない。 (ああこんなこと言ってまた怒られるんだろうなぁ) だから、ありがとう。 記事を読んでくれた人へ。

          あの子は残ってくれていた。その瞬間自分の吐いた溜息に温度があったから着地点は分かってたみたい。最初からね。なのに制御不可能なほどの憂鬱な記憶と予感が、アッという間に凄まじくなってしまった亀裂と迷路からどうやって脱出するのか息を詰めて観察してる。昔の手紙がどうしても思い出せない。

          あの子は残ってくれていた。その瞬間自分の吐いた溜息に温度があったから着地点は分かってたみたい。最初からね。なのに制御不可能なほどの憂鬱な記憶と予感が、アッという間に凄まじくなってしまった亀裂と迷路からどうやって脱出するのか息を詰めて観察してる。昔の手紙がどうしても思い出せない。

          宮沢りえさん主演の舞台「オーランド」博多公演、8月17日土曜日13時開演のチケット(30歳以下対象)のチケット1枚をお譲りします。希望される方は以下のアドレスへご連絡ください。 molly.writing.3030@gmail.com

          宮沢りえさん主演の舞台「オーランド」博多公演、8月17日土曜日13時開演のチケット(30歳以下対象)のチケット1枚をお譲りします。希望される方は以下のアドレスへご連絡ください。 molly.writing.3030@gmail.com

          何故こんなに惹かれるのだろう? それは誰かが言った「そこへの道筋があってその道筋を探すプロセスも含めて楽しめる(愛せる)ような」物語。ここまで来たならと自分に用意されていた地点を通過したことで、今この時、世界にその語り手と自分しか存在しないという細やかで甘美な錯覚が生み出す喜び。

          何故こんなに惹かれるのだろう? それは誰かが言った「そこへの道筋があってその道筋を探すプロセスも含めて楽しめる(愛せる)ような」物語。ここまで来たならと自分に用意されていた地点を通過したことで、今この時、世界にその語り手と自分しか存在しないという細やかで甘美な錯覚が生み出す喜び。

          職業、社会的地位、財産 < 人格 犯罪歴 < 人格 法というのは弱者にも強者にもフェアに作用するものでなければならないのでは? 人の自立する能力が不足してる国ほど法やルールの数が多いのでは? 要らぬ人脈は要らぬ足枷、もはや人を優しく包む毛布はスパイにとっての偽名のようなものでは?

          職業、社会的地位、財産 < 人格 犯罪歴 < 人格 法というのは弱者にも強者にもフェアに作用するものでなければならないのでは? 人の自立する能力が不足してる国ほど法やルールの数が多いのでは? 要らぬ人脈は要らぬ足枷、もはや人を優しく包む毛布はスパイにとっての偽名のようなものでは?

          芥川自身は芥川賞を獲っていない。

          芥川自身は芥川賞を獲っていない。

          もしフィリップ・マーロウが今でも生きていて、テリーに言ったように私に「君は放っておくと何かに巻き込まれて(あるいは誰かを巻き込んで)、取り返しのつかないことになってるんじゃないかという気がするんだ」と言ったら、「いやおまえに言われたくねーよ!」と言い返すだろう。

          もしフィリップ・マーロウが今でも生きていて、テリーに言ったように私に「君は放っておくと何かに巻き込まれて(あるいは誰かを巻き込んで)、取り返しのつかないことになってるんじゃないかという気がするんだ」と言ったら、「いやおまえに言われたくねーよ!」と言い返すだろう。

          人が何かしてくれたらありがとうと言いましょうとか相手より先に謝りましょうとか相手のために尽くしましょうとかご飯を食べるときはいただきますとご馳走様を言いましょうとか、小学校の道徳の時間のような恋愛は小学校卒業と同時に飽きてしまった。愛がなくてもできること、愛がないとできないこと。

          人が何かしてくれたらありがとうと言いましょうとか相手より先に謝りましょうとか相手のために尽くしましょうとかご飯を食べるときはいただきますとご馳走様を言いましょうとか、小学校の道徳の時間のような恋愛は小学校卒業と同時に飽きてしまった。愛がなくてもできること、愛がないとできないこと。

          今思うのは、周りの縁ある人々と言葉や文章で交わっている時と、部屋で一人ひっそりと読書をしていた(している)時と、どちらがリハビリだったのだろうということ。私のリハビリは極端なのだ。匙加減というものを知らない。反動の繰り返しのようなこの極端なリハビリは、今後もずっと続くのだ、多分。

          今思うのは、周りの縁ある人々と言葉や文章で交わっている時と、部屋で一人ひっそりと読書をしていた(している)時と、どちらがリハビリだったのだろうということ。私のリハビリは極端なのだ。匙加減というものを知らない。反動の繰り返しのようなこの極端なリハビリは、今後もずっと続くのだ、多分。

          小説というのはもう読むのやめようかと思ったころから面白くなるのだけど、島田マゾ彦、失礼、島田雅彦の「君が異端だった頃」は笑えるところが結構あったし、大事なことが書いてある箇所も結構あって退屈しなかった。この「結構」を付けたくなるのは全編通して何となく「照れ」の兆候がを感じたから。

          小説というのはもう読むのやめようかと思ったころから面白くなるのだけど、島田マゾ彦、失礼、島田雅彦の「君が異端だった頃」は笑えるところが結構あったし、大事なことが書いてある箇所も結構あって退屈しなかった。この「結構」を付けたくなるのは全編通して何となく「照れ」の兆候がを感じたから。