会社員は勝っても会社持ち、負けても会社持ち

この言葉、痺れる。
これも何かのコラムで読んだことだけど、
会社員は勝っても会社持ち、負けても会社持ち。

もう、そうねそうね、すとーんと理解できて、本当に救われた言葉。
めちゃくちゃ大きい注文もらっても、来月の給料が急に10倍になることもないし、
がっつり失敗しても、来月の給料がちょっぴりってこともない。

ははーん、そう考えると会社員て、逆に自由ね。
雇われてる限界みたいなことや、フリーランスの良さや起業の素晴らしさも
世間ではまことしやかに囁かれてるけど、会社員も自由だよね。

組織だから、つまり団体だからできることもあって、団体での息苦しさも
確かに存在するけど、個人でできないことができる。それは事実。
沢山の人が協力して、1つの団体として成し遂げられて、一方では成功、
他方では失敗しても、全体としてとある目標に向かっていることで、
どちらも回収できることが、団体としての醍醐味では。

自由の意味は色々あるけど、もしやってみたいことがあるなら、会社員だったら、会社がケツ持ちしてくれるから、暴れられるの自由さがあるのかも。

暴れるって言うと乱暴だけど、とあるプロジェクトを立ち上げて〜とか?
自分だけじゃない、あの人やこの人の知恵と力と会社の金使って挑める。
そして、成功して利益が出れば言うことないし、失敗しても、誰かの力を借りて、なんとかしてもらえる。自分だけで引っ被るわけじゃなくて、偉い人が丸く納めてくれるかもしれないし。後処理班に任せて、自分は次の案件に挑むとかね。

なにも無責任にあれこれトライできるわけじゃない、でも、
例えて言うなら、マラソンランナー?

マラソンランナーは一見、ひとりで走っているようだけど、トレーニングしてくれる人がいて、栄養バランス見てくれる人がいて、作戦立ててくれる人もいて、
走ってる最中に飲むドリンクや食べ物用意してもらって、それを走りながら飲んだり食べたりして、捨てたりしながら走り続ける。ランナーは走るひと。

それと同じように、営業は売りつづけて、経理は計算し続けてと、役割ごとにやり続けることが決まっているなら、自分の割り当てられた仕事をやり続ける。成功しても失敗しても、作戦を変えながら挑み続ける、挑めることを自由というなら、
雇われの身もある意味自由かも。


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