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男の子育て・4歳児なりのストレスと気遣い

我が家のパッコロリン

我が家には子供が三人います。長男、長女、そして末っ子の次男。

NHKの子供番組、パッコロリンの三人、パックン、リンちゃん、コロンちゃんと同じです。なので我が家のパッコロリンと呼んでいます。

8才、4才、1才

去年の夏、7月下旬の事でした。

真ん中の女の子、アーちゃんが40度を越す熱を出してダウンしました。普段はお兄ちゃんの影響を受けてなんでも一人でやりたがります。

何かで困ってて手伝おうとしたら、すごく怒るし、いつも自分から動き回るのですが、流石にこの熱ではぐったりでした。

今まで見たことがない甘えたぶり

ずっと側にいて添い寝してあげてないとダメな精神状態みたいです。

寝たかな?と思って少し離れただけで・・・
側にいない事に気づいて泣いてしまいます。

ずっと背中をトントンして欲しがるのでノートパソコン開けて仕事もできず、添い寝しながらiPhoneでブログを書く事くらいしか出来ませんでした。そして、背中トントンはお母さんではなく私、お父さんにして欲しいようです。

ちょうどこの時期は仕事の追い込みでした。

7月下旬締め切りの仕事、8月頭締め切りの仕事が山積みだったのですが全く手を付けられてない状況に追い込まれました。

でも、今まで経験したことがないような甘えたぶりが逆に心配で仕事どころではなかったのです。

それは多分、体がシンドイ事での甘えもあるかもしれませんが、物心ついてから今まで一杯我慢してきた反動かもしれません。

うつらうつらしながらも、時々、二人だけで旅行した前年の横浜の思い出の話しばかりしてきます。

高熱のうわ言のような思い出話し

観覧車綺麗やったなー
はやぶさとこまち、連結してたなー
二階建て新幹線、大きかったなぁー
またお父さんと旅行行きたいなぁー

長男のヒロキンとは、一杯色んなところに行きました。でも、アーちゃんとはあまり行けてません。一緒に行けるようになった頃に末っ子のハル君が生まれ、仕事も増えたためです。

みんなで一緒に出かけても、アーちゃんがやりたい事はヒロキンに邪魔されるし、何をするにも、1歳のハル君にスケジュールを合わせるため、アーちゃんが思う存分に楽しめる機会が少ないです。

三人兄弟真ん中の子の気疲れ

みんなで一緒に出かけても、アーちゃんがやりたい事はヒロキンに邪魔されるし、何をするにも、1歳のハル君にスケジュールを合わせるため、アーちゃんが思う存分に楽しめる機会が少ないです。

そんな事情をアーちゃんは自分なりに理解しているんでしょう。

お父さんは仕事で忙しい、お母さんはハル君で忙しい、だからアーちゃんは我慢せなあかんねん、と。

いつもの発熱と違う様子

でも、今日は高熱を出したときのいつもの様子と違うと感じたんです。

なので、仕事も何もかも後回しにして、わがまま言ってもいいねんで、して欲しいことあったら言ってもいいねんで、と伝えると、堰を切ったようにボロボロと泣きながら、何回も大きくうなづいていました。

そうやって、背中をトントンしていると、ハル君がちょっかいを出しにきます。するとアーちゃんは、ハル君にお父さんを取られると思ってぐずり出します。

本当は日常の生活においても、ハル君なんかあっち行け!と思っているかもしれません。でも、今日は大丈夫やで、ハル君の所には行かへんで。

ちゃんとアーちゃんのそばに居るからな、と言うと落ち着きます。そして何かして欲しい事は無いかと聞くと、いろいろとリクエストしてきます。

ベッドに行くまで、ここに居てほしいねん。
明日もお父さんにご飯を食べさせてほしいねん。
保育園の帰り、お父さんと公園行きたいねん。
夜おしっこ行く時お父さんがきて欲しいねん。

溜め込んでた我慢

アーちゃんの口癖は、もうひとりでできるねん!です。

多分、半分は本当にそう思って言っているんだと思います。でも残りの半分は、もしかしたら4才ながらもこちらへの気遣いで、強がって言っていたのかもしれません。

ハル君が生まれてから、いろいろと我慢をしてきてくれた1年7ヶ月、ありがとうなと時々声をかけながらトントンしてあげていると、なんだか顔つきが穏やかになったような気がしてきました。

夢のような二日間が過ぎ去って

おそらく、アーちゃんが生まれてから今まで、こんなにもべったりな二日間はなかったです。そして熱も下がり少し元気が出てきた頃です。

普段は気が強いアーちゃん、弱ってる間に父親像の印象をよくするため、最後の総仕上げとしてもう一度、背中をトントンしてあげたら、アーちゃんが言いました。

もうトントンいらんねん‼️
お父さん、触らんといて‼️
もうあっちいって‼️

このセリフを聞いて、無事に回復してる事を実感しました。


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