コントみたいな恋がしたい。



 ダウ90000みたいな青春がしたい。


 あ〜運命的な出会いで、彼氏ができたらな〜。

 大学生になるまで、今は勉強に集中だ!部活に集中だ!恋愛なんてまだ早いと思ってきた。自分に言い聞かせていた。でも、もうしなければならない年頃になってしまった。

 チャンスのあった中学生時代に戻りたい。


 何か起こりそうだったのは中学2〜3年の時期だ。

 結論から言うと、全て私のカッコつけが悪かった。

 同じ小学校から持ち上がる形で同じ中学の同級生だった私たちは、ただのクラスメイトという関係であった。男女と分かれているが隣のコートでプレーしていた同じテニス部員だった。小学校の頃から成績優秀で児童会長を務め、優しい彼を尊敬していたが、私は地味で大人しく、一人行動ガンガンする系女子で、親しい男子はいなかった。だから、彼も恋愛も、遠い存在であったし、まさか彼が好意を抱いてくれていたなんて思ってもみなかった。

 彼の口から直接聞いたわけではないからどこまで合っているか分からないが、私の妄想混じり事実確認を、仮にもし本人が読んでいたなら訂正してほしい。

 若手ジャニーズ俳優が主演の、学園ドラマを想像してほしい。彼は、地味でバカ真面目な大人しい女子(カワイイ坂道系アイドルではなく、個性派女優さん?みたいな見た目で!)に恋をしている(らしい)。普通主役目線でストーリーが展開されるが、今回はヒロイン(いやそんな大した者ではないのですが…)目線のスピンオフバージョンを想像してほしい。


 私が中学3年の時だ。ある日の授業中、隣の席の男子が恋バナをしてきた。私はそもそも女子にも好きな人の話をしないくらい、恋は恥ずかしいものだと思っていたため、自分発信のエピソードがなかった記憶がある。しかし、話は進んだ。彼は、私のことが好きな人を知っていると言ってきたのだ。もちろん、誰であろうと気になった。

 話を掘っていくと、どうやら彼の友達の、隣のクラスのあの人らしい。彼の好意に気づかなかったか、と聞かれ、「知らなかった」と正直に答えた。

 後から気づいたが、好きと言われて、

①ドキドキ💓………え〜ヤバイヤバイ好きでいてくれたのー!嬉しすぎる〜💗

そして、

②わぁ…そうなのか…うーん…(嫌だなぁ…)

の2種類のどちらかになるのだ。(私の場合)


もちろん、彼の場合はもう、ドキドキが止まらなくて言うまでもなく①の感情になった。

 休み時間になり、隣の席の男子は、「えっ!知ってるよなー!あいつがこいつ(私)のこと好きなこと!」と周りのクラスメイトに聞き始め、周りの者も知っていたと答えた。

え😐周知の事実なのですか…⁉︎恥ずかしいー(嬉しい)🫣

という感情で、もうそれはそれは周りに私の感情がバレないようにするのに必死だった。


 思い返してみれば、(これまた別の男子)同じクラスのテニス部男子が、私に好きな人はいるかと聞いてきて、「いない」という答えを、わざわざ隣のクラスの誰かに報告しに行っていた。その発信元は、きっと彼だった。


 暑い夏、いつものように自宅の庭でラケットを握り素振りをしていると、
いきなり彼と友達が、自転車をひきながら私の家の敷地に入ってきた。なんと、学校のテニスコートで私のマイボールが一球見つかったらしく、わざわざ届けに来てくれたのだった。その時は、驚きで母にすぐ伝え、お礼に家にあったミニパピコをあげた。(キュンという恋心はなく、ただただびっくり)

 そうか…………伏線回収できたぞ…。いやぁ…紳士的すぎるよ。なんであの時、今ほどキュンキュンして、発展したいと思わなかったのか。後悔しかない。まだ未熟すぎて積極的になれなかったし、反対に変に意識しすぎて距離をとってしまっていた。もともとそんな近いわけでもなかったのに。

 そういえば、一年生の時は彼と同じクラスだった。誕生日の日、名前を呼んでくれて、お誕生日おめでとうと言ってくれた。あの時、私は水筒の甘いスポーツドリンクをカバンの中でこぼしてしまい、ビチョビチョの教科書をどうしようかとパニックだった。ありがとう、としか言えなく、なんて態度をとってしまったのかと思う。普段喋らないのに…勇気を出して言ってくれたのだろう…申し訳ない。


 でも、今だったらこんな時、「…〜タイミング!」とランジャタイのANN0?で狂ったように流れたブラックビスケッツのTimingが脳内でかかるだろう。


 たぶん、少しでも恋愛に目を向けたくなかったから、お笑いを好きになってしまったのだ。同世代に人気の恋愛リアリティーショーも、K-POP(私はK-PRO派)も、興味を向けず、カッコいいではないオモシロを求めたのだ。


 深夜ラジオを聴き始めて、その気持ちがより一層強くなってしまったのは、良くも悪くもというところだ。お笑いにどっぷりハマるきっかけでもあるし、やっぱりこの特別感がいい。

 でも、社会や人、恋愛をどこか俯瞰で見て、斜に構えるようになってしまった気がする。もともとそんな気質はあったのかもしれないが、ひねくれた性格を形成する大きな要因となってしまった気がする。

 何はともあれ、私はラジオが好きで、お笑いが好きだ。


 話を戻すと、卒業式まで何も発展しなかったし、高校でも、大学でも離れてしまった私たちに何もない。

 どうにかなっててほしかったな〜。私しか両思いだってこと知らなかったんだから、私からアクション起こすべきだった。彼からのアプローチはもう十分あったのだから。



 今でも、夢で逢えたらいいな。なんて思ってから眠りにつく。


こんな長い文章誰が読みたいのだろう…。やっぱり私は感情を表にすることが苦手だ。話せないし、書けないし…行動できない。




 空気階段のコント「anna」が理想の青春だ。


 だから、夜ふかしもするし、銀杏boyzも聴く。




 また深夜3時だ。こんな調子なら霜降りANNがリアタイできたはずだった。上手くかない。

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