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10/15 ドラマ寸評「モンスター」古田新太が気になってしょうがない

※第1話のネタバレを多数含みますのでご了承の上、ご覧ください

カンテレ制作で、主演が趣里
趣里が異色の弁護士を演じる
法廷エンターテインメントドラマ

まずは手堅く面白くなりそうなドラマと感じた第1回

オープニングの趣里の紹介カットも
法律事務所の状況紹介と対比させるように
ゲームをしているバックショットで登場
からの歩く足元、手元のカットで着ているファッションをチラ見せしつつ
事務所内へ
そしてまだ顔を見せないまま
「弁護士をやってみることにしたので…」
という不思議なセリフ

趣里のファーストカットはなんだか弱々しい小動物のような登場で、今後との対比を意識した感じなのかなと推察されるような登場シーン

そこから何を考えているのかわからない不思議で突飛な行動でどんどんとストーリーが展開
テンポもよくドラマの中へ没入出来る良作品という感じ

第1話は、交際相手の女性・紗江(藤吉夏鈴)を自殺教唆により自殺に追い込んだ恋人(萩原利久)の弁護案件

メールでのキツイメッセージの連投が自殺の動機かと思われた事件だったが、亮子の体当たりの情報収集や裏技的なネットでの情報操作などで、どんどんと真実が明るみになってくる

実は会社の上司からのパワハラ・セクハラが原因と判明し始めるが、実はそれだけが原因では無く…
といった展開

ただ神波亮子(趣里)の行動は突飛な部分は多いものの
すべてにおいて超越し過ぎて何が得意なキャラクターなのか
イマイチ不明な点が惜しいと感じた初回

”常識”にとらわれず、”感情を排除”して相手と向き合う
得体のしれないモンスター弁護士・神波亮子が、時に法が追いついていない令和ならではのさまざまな問題に向き合い
まるで”ゲーム”のように法廷闘争に立ち向かう
異色のリーガルエンターテイメント

番組HPより

確かに変わり者なのだが、実は普通に超優秀なだけの印象の第1回

天才的なハッカー、もしくはデジタル案件のスペシャリストを思わせる謎の協力者・城野尊(中川翼)

ホームページの人物相関図では「失踪中」となっている亮子の父・粒来春明(古田新太)父の名字が亮子と違う所も気になります
第1話では1シーンのみ、バーで亮子に生活費の振込をしているかのような謎を思わせる出方のみ。とても失踪中な雰囲気では無かったですね

さらに番組オープニングタイトルでのカットの並びが「趣里」「ジェシー」「古田新太」でした(3人のみ紹介カットがある)
なにやら思わせぶりです
今後のストーリーには古田さん、亮子の父親?が大きく関わってきそうです


そして亮子自身も高校生の時に司法試験に合格したようだが、その後弁護士としては全く働いていないかのような言動(とはいいつつ司法修習は終えている)
その割に法廷でのやりとりは堂にいってたりする

法律事務所の所長(YOU)とも10年以上ぶりとのことで
その間に何をしていたのかも気になるところ

第1話の印象では、”モンスター”は、法では裁けない人の闇のメタファーという感じを受けましたが、今回出演したカウンセラー(美波)も今回だけで終わりなのか、まだ続きがあるのか興味深いです

といいつつ上記の「神波亮子の謎」があらわになってくるにつれ
亮子もモンスターの1人だと感じるのかもしれません

まぁ言葉の枝葉でやいのやいの書きましたが
ドラマは面白いです!
傑作になるかはまだまだ不透明ですが
見続けてその結末がどうなるのか
確認することにいたしましょう


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