見出し画像

天国はまだ遠く 瀬尾まいこ

こんにちは♪
杏花です。

今日は好きな本を紹介したいと思います。

帯にある

「¥539で最幸!!」

というキャッチフレーズにつられて買ってしまいました。(下に写真あり)


天国はまだ遠く 瀬尾まいこ

あらすじ

主人公の山田千鶴は人間関係で挫折し、自殺を実行するために北の方へと移動を開始。

たどり着いた山奥の民宿で睡眠薬を何日分も飲み、眠りにつきます。

翌朝、死ぬはずだったのに、目覚める。
自殺をしくじってしまったという気持ちとは裏腹に、久しぶりに寝れたせいか体は少し楽。

そんな朝から1ヶ月間、民宿の田村さんの、その地の人のあたたかさに触れて、前を向いていくと言う物語です。


好きなところ

特定の場面があるわけではないのですが、、

とにかく、雰囲気が好きすぎる。

田村さんの方弁といい、主人公の事情といい、その地の暮らしといい、、、

色々なものが合わさって幸せな雰囲気になっています。

「こんな幸せな日々が続いてほしいけど、私がここにいるのは少し違う気がする、、」

主人公のこの気持ちが、雰囲気に程よくスパイスを効かせていて好きです。


自然の描写や、それに伴う自分の行動。
人間ってこういうかんじやなぁ、ってホッとします。

「ここで過ごしたのはたった一ヶ月足らずの時間だけど、その間に自分の中の何かが溶けて、違う何かが息づいたように感じる。」

↑本文より

私も同じ気持ちです。

この本を読んで、どこか生まれ変わったような気分になりました。

帯にある通りでした。

生まれ変わったように感じるかは人それぞれですが、私はすごく幸せな気持ちになりました。

めっちゃお勧めです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?