本土の大学生、慰霊の日の沖縄③〜政治家たちのことば〜
こんにちは。こくとうです。
最近沖縄に行ってきました🌺旅は3日間、慰霊の日である6/23を含む日程です。
慰霊の日の沖縄で、本土の大学生が感じたことを書きます。今回が第3回！もしかしたら、沖縄の人たちには、「的はずれだ」って思われる内容もあるかもですが、、お付き合いいただけると幸いです！
はじめに、沖縄県全戦没者慰霊式の進み方を書いておきましょう。
1開式の辞(沖縄県副知事)
2.式辞(沖縄県議会議長)
3.黙祷
4.追悼のことば(沖縄県遺族連合会会長)
5.献花
6.平和宣言(沖縄県知事)
7.平和の詩朗読
8.来賓あいさつ(総理大臣、衆院議長、参院議長)
9.閉式の辞(沖縄県副知事)
こんな感じだったかな？黙祷は正午で、全部で一時間くらいです。
見ていただければわかる通り、平和の詩の朗読も含めると計８人の人がしゃべります。今回は、知事・首相・衆参議長の４人のスピーチについての感想です。
○沖縄県知事(玉城デニーさん)
内容そのものについてはいろんな人が批評してるのであえてそんなに触れません。でも、ある有識者の人が言ってた、「もっと踏み込むべきだった(軍備増強反対などに対して)」というのには、ちょっとなるほどと思いました。基地問題などについての国と県の対立というイメージが強いから、今回の平和宣言も国への反発で踏み込んだ表現をしてる、と見てしまいます。ただ、もちろん反発はしてるんですが、冷静に宣言を見てみると意外とオブラートに包んだ表現があったりするんです。なるほど、「踏み込んでない」と思う人もいるかもですね。
玉城さんのスピーチの特徴は、やっぱ声がよく通ることですね。さすが元DJ😎県庁では、お昼の時間に玉城さんがラジオ的な放送をしてるらしいです。
ただ、めちゃくちゃスピーチが上手いとか下手とかいう印象は受けませんでした。しまくとぅばを盛り込んだりしてるのは、沖縄らしくて聞いてて興味深かったです(私は訳を見ないと意味が分かりませんでしたが、、😅)
○内閣総理大臣(岸田さん)
玉城さんとかの後に岸田さんのスピーチだと、ちょっと声聞きにくいなあ、あんまり感情込めるの上手くないのかな？って思っちゃいますね😅
内容はまあまあ当たり障りないことが基本なんですが、スピーチの真ん中らへんでは「返還後の基地跡に医療施設を作ってる」みたいな話がありました。、、うーん、なんかそーゆー話が期待されてるわけではなくない？😅いや、私はその話を詳しくは知らないってのもあるし、基地跡を県民のために有効利用するのはもちろん大事だと思うんだけど、、ここでするのはなんか違和感。私だけの感覚かな？
○衆議院議長(額賀さん)
うん、ぶっちゃけあんまり覚えてないです。そんなに印象に残る話ではなかったかなあ。良くも悪くも。
○参議院議長(尾辻さん)
歳のせいもあるだろうし、声はちょっと聞き取りづらい🥲でも、「感情を表す」という点では尾辻さんのスピーチが一番うまかったと思います。
まず、原稿の読み上げの前に、今日慰霊式に来て挨拶をする思いを話してました。慰霊の挨拶をする機会は多いが、自分の挨拶で十分かと迷う、ご容赦願いたい、みたいな意味のことを言ってた気がします(違ってたらすみません🙏これは原稿にない言葉だから新聞とかにも載らないんです)
挨拶本文では、自分が戦争経験世代だってことを強調(?)してました。「『この』経験を伝えなければ」みたいな。他のスピーチする人はそういう言い回しにはならないので、印象的でしたね。やはり、経験者として語るということは、少し違った雰囲気をもたらします。感じとしては、他の政治家の話より、ご遺族の方の話に近かったかもしれないです。
間の取り方や強弱の付け方は一番上手いかったと思います。尾辻さんといえば、参議院での山本孝史議員への哀悼演説が有名ですね！
(山本孝史さんとは、民主党の議員として在職中に癌で亡くなった方です。自民党の尾辻さんとはライバルであり、社会保障分野では一緒に尽力した間柄でもありました。尾辻さんは「先生、今日は外は雪です。随分やせておられましたから、寒くありませんか」と呼びかけ、山本さんを「社会保障の良心」だったと語りました。日本議会史にのこる名演説として知られています。
ぜひ聴いてみてください！)
○拍手
尾辻さんの話がめっちゃ長くなっちゃいましたね😗さて、もちろんスピーチの後には、聞いた人からの拍手があるわけです。
一番大きかったのはやっぱり玉城さんですね。いろいろ賛否はあるでしょうが、あの場で一番支持を集めてた政治家ということですね〜
ホームページに公開されているパンフレットから知事の平和宣言や、平和の詩が読めます！
お読みいただきありがとうございました！次回は、旅での2つの大きな気づきのうちの一つ目、沖縄の人々の「平和の礎」に対する思いについて書こうと思います😊
それでは、ありがとうございました！
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