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本土の大学生、慰霊の日の沖縄②~訪れる人たちとその服装~

こんにちは。こくとうです。
最近沖縄に行ってきました🌺旅は3日間、慰霊の日である6/23を含む日程です。
今回からしばらく、慰霊の日の沖縄で、本土の大学生が感じたことを書きます。もしかしたら、沖縄の人たちには、「的はずれだ」って思われる内容もあるかもですが、、お付き合いいただけると幸いです!


その一 慰霊式に来る人たち(地元の人編)

前回は警察官の多さについて書きました。今回は地元の人、特に若者の多さについて書きます🐟

平和祈念公園に向かうシャトルバス内の平均年齢が意外に若かったことは前回も書きました。公園内を歩いて感じるのは、本当にいろんな世代の人がいること。沖縄戦の終結からもう79年。訪れる人は高齢者ばかりなのかなとも思っていたんですが、そうじゃないんです。

まずは家族連れの人たちが目につきます。おじいちゃんおばあちゃん世代が戦争を経験しているのでしょう。親子三代で訪れて、平和の礎に手を合わせています🙏子どもたちは赤ちゃんもいれば、高校生くらいの子もいます。

家族連れは家族連れでも、おじいちゃんおばあちゃん世代がいない、若い親子の人たちも多く目につくのが驚きでした。もしかしたらおじいちゃんおばあちゃんはちょっと離れたところにいるのかもですが、、平和祈念資料館では、展示について質問する子どもたち(小学校低学年くらいかな?)に、若いお母さんが説明していました(住民の男性が方言を話したところ、日本の軍人が彼を敵のスパイだと決めつけ、殺したという展示でした。子どもたちは方言というのがあんまりよく分からなかったみたい。お母さんは「うちなーぐち(沖縄口)あるでしょ?、、、」って話をしてました)。

20~30代の人も結構多い。しかも、この世代の人は、「え、慰霊式にそんな服装でいいの⁉」って人も多いです😳サングラスにキラッキラのネックレス、半袖短パンから見える腕と足は入れ墨がっつりの男性。ピンクのノースリーブにホットパンツ、サンダルあとグラサンの女性。いろんな服装の人がいます🕶️

せっかくなので服装の話をします。私が23日の平和祈念公園を訪れるにあたり悩んだのは、どんな服で行けばいいか、です。さすがに喪服じゃなくても怒られはしないんだろうけど、失礼だったり、他の方の気分を害する服装とかは避けたいな、、😥って気持ちで、必死にネットでリサーチしました。「派手なのはよした方がいいけど、基本何でもいい。ジョギングウェアの人も多い」という口コミを発見。結局私は、白のTシャツに黒のスラックスという出で立ちで参加しました。

実際行ってみると、普段着の人が多いです。さっき書いたみたいな若干派手な服装の人もいますし。他に多いのは、黒のかりゆしウェア。(「かりゆしウェア」は、沖縄で作られる半袖開襟シャツです。沖縄では夏の正装としても定着しています。本土の行政機関や企業でも、クールビズの一環でビジネスウェアとして着られる機会が増えています。)かりゆしウェア着てるのは、式典の来賓(知事とか首相とかその他)や式の運営をしている県職員。一般の人なら中年の男性が着てる人多かったかな

いろんな世代が慰霊の場にいるっていうのは、その出来事がその地域にとってどれほど大きな記憶かっていうのを表しているんだと思います。私は神戸に来てから三宮で行われる阪神・淡路大震災の慰霊式に参加しました。もうすぐ発災から30年になる震災ですが、家族連れが結構多いのです。沖縄慰霊の日は、戦後79年経つにもかかわらず、老若男女県民みんなが意識するものみたいです。普段着や、若干派手な服装でもよしとされるのは、この記憶が沖縄にとって特殊なものではないからではないでしょうか。もちろん、大きく、つらい出来事です。でも、沖縄で地上戦があったという事実は、一部の人のまれな経験ではなく、沖縄のほとんどの人に共通する過去です。これほど県全体の記憶となっているものは少ないでしょう。


お読みいただきありがとうございました!次回は式典でのスピーチのことを書こうと思ってます😊
それでは、ありがとうございました。


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