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海底で生まれた世代

将来を考えたとき、人類は宇宙へ!
宇宙ステーションだとか火星に住めるかも、とかなぜか地球から飛び出していく未来が多い。

ほんとにそう思ってる?

それはないだろう。
少なくとも、
…“遠い”将来それはない。

宇宙?なんだそりゃ?人類は海へ向かうだろ?
なぜこんな身近な移住先をクローズアップしないのか(;´д`)なんで?なんで?

そんなことを考えつつ、海に想いを込めてこの物語は始まります。

北極の氷も溶け、その因果関係はよく知らんけど、ともかく2023年にあったはずの人類の土地は海面上昇で、海の中へゆっくりゆっくり侵食されていった。

水との共存だとか、海底に国レベルの広大な敷地発見!無人潜水艇着地成功!みたいなニュースが毎日のように流れた。

月日は流れ2024年早々。

どっかの映画で見たようなノアの箱舟型超大型潜水艇が建造され世界中の海の中に人類は移動を開始した。

やればできるもんだね地球人。
(実際には人類の移動には数十年を費やした)

国の境界線はあいまいになった。

そして、揺れるとこに住むものと揺れないとこに住むものという棲み分けが始まった。


#創作大賞2023
#ファンタジー小説部門


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