王さまの本棚 92冊目
『蒼穹の昴』『珍妃の井戸』『中原の虹』
浅田次郎作/講談社刊
3年以上たった今も、ほぼ変わらないわたしの中国への認識の浅さよ……。この本たちは、フィクションも満載だけど、それでも、近代中国に興味を持つようになったきっかけ。
わたしは、小説以外の本は読まないし歴史も勉強してないけど、いつだったかの故宮博物院展に夫(※割と素人)の解説付きで行ったのはすごく楽しかった。超絶技巧を駆使した逸品珍品の数々に圧倒されたし、もう、恥ずかしながらだけども、生まれて初めて書をおもしろいと思った。絵や書の空いたところに時の権力者の感想やら印がべたべた入るのもおもしろかった。日本にはない文化だー!って。余白の美っていうやん、日本。そんな意識のかけらもなく大胆に!中国!すごい、文化の違いおもしろい!大陸の雄大さというか、おおらかさを感じました。すごい。
いつか北京に行きたいです。憧れの紫禁城!胡同ってもうないよねえええええええ……迷って出られなくなって……みたいけど……その後どうなるんだ、わたし。売り飛ばされるのか、アラフォーもたけなわ……臓器売買?
台湾にも行きたい。じっくり通いたい、故宮博物院。関係ないけど、出仕?前に屋台で朝ごはん食べるのっていい文化ね、目が覚めて10分や15分の時にごはん食べても目が覚めてないからあんまり入んないし。と思って……(怠惰
いや、台湾の朝ごはんはおいしそうよね。最近日本でも食べられるところありますよね、台湾の朝ごはん、温かくてお塩の味がする?豆乳とか、揚げパンらしきものとか。台湾スイーツも気になっています。
いや、台湾ごはんは魅力的ですが、本の話に閑話休題。
色々な人が去来するけれど、わたしはやっぱり春児のエピソードが一番好き。いや、春児が一番のフィクション要素だけど……そもそも歴史書ではないから、いいの……三分の一くらい、歴史書(歴史を知るために読む本)扱いしてるけど。いや、よくないです。
また読みたいな、最初から……ここ数年で関心事にジェンダーとか人権とか、そのあたりが加わったので、いま読んだらどうなるんだろうか、歴史ものだから大丈夫かな。そこは少し不安ではありますが。
しかしこうやって最初から読みたいって言っているから、いつまでたっても積読が減らないどころか増えていくし、積んだ高さがメートル超えちゃうし、なんですよね。
メートル単位、というのはとにかく大量という意味の一番わかりやすい形だと思うのでよく使っています。
でも、読書好きな方は大概、読んでいない手元にある本と読み返したい本でメートル超えてるんじゃないですか?と思いつつ。
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