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106ページの3行目

本の断片が流れてくる。川の水のように次々と。時おりは、写真付きで。全くバラバラに思えるその断片たちはしかし、すべからく、106ページ目の3行目なのだ。オモチロイ。
というのが、一昨日あたりからのTwitterの私のタイムライン。

Twitterでこんなタグを見つけたので皆さんをお誘いして、やってみました。
『#1いいねごとに部屋にある本の106ページ3行目を晒す』
Twitterで涼雨零音さんが、『Twitterには本文のみを掲載し、noteで出典元と合わせて紹介します。』とおっしゃっていて、こりゃおもしろいや、と真似させていただきまして、こちらはその答え合わせnote、かつ、出典ちゃんと併記版noteです。

余談ですがアイキャッチ画像が羨ましくって!こんな一人掛けソファで本を読むのが夢でした。書斎がさすがに狭くて無理なので、お高級デスクチェアを買ってソファと読書椅子を兼任させたいです、と燃えているのですが、いつになることやら…でも、書斎にいる時間長いので、少しずつ居心地良くしたいな。

ではでは、最初から参りましょう。

1.こうして一同は、とうとう「さいごの憩」館につきました。玄関は広々とあけはなされてお
(『ホビットの冒険』上巻、J.R.R.トールキン作、瀬田貞二訳、岩波少年文庫)

2.「このなさけないものどもは、なにやつじゃ?」と、大ゴブリンがたずねました。
(『ホビットの冒険』、J.R.R.トールキン作、瀬田貞二訳、岩波書店)

3.にすばやく、コウモリよりも音を立てずに、あとをおいました。
(『オリジナル版ホビットの冒険』、J.R.R.トールキン作、瀬田貞二訳、岩波書店)

4.なぜ悪鬼でもない奴がこんなところにいるのだろう?
(『ホビット ゆきてかえりし物語』第四版注釈版、J.R.R.トールキン作、山本史郎訳、原書房)

5.で鳴っているのを聞けるのがどんなにありがたいことか、ひしひしと実感されます。もは
(『ホビット ゆきてかえりし物語』第四版注釈版、上巻、J.R.R.トールキン作、山本史郎訳、原書房)

6.「ああ、」と、ガンダルフはいいました。「とうとうその話になったな。ゴクリもそのつもりだったのだと思
(『指輪物語 第一部 旅の仲間』上巻、J.R.R.トールキン作、瀬田貞二訳、評論社)

7.てらしたでしょう。」フロドはまた叫びました。「わたしにそういってくださるか、だれかに言づけてくださればよ
(『カラー新版 指輪物語 第一部 旅の仲間』、J.R.R.トールキン作、瀬田貞二・田中明子訳、評論社)

8.つであることは明らかだったーーそのことだけははじめからはっきりしておった。それからわし
(『新版 指輪物語 第一部 旅の仲間』上1巻、J.R.R.トールキン作、瀬田貞二・田中明子訳、評論社)

9.のことを問われた。澪は、切れ切れに答えていたが、ふたりが濁流に飲まれたあたりまで
(『みおつくし料理帖 八朔の雪』、高田郁作、ハルキ文庫)

10.かったのだ。部屋に帰り着くのはいつも夜の十二時近く。そのまま風呂にも入らず、
(『センセイの鞄』、川上弘美作、新潮文庫)

11.とは相島が変貌したのを、松平ユキは知らないのではないか。利口なようでも盲点という
(『仮縫』、有吉佐和子作、集英社文庫)

12.まいは二階の自分の部屋から始めることにして、箒とちりとりを持ってノロノロと上
(『西の魔女が死んだ』、梨木香歩作、新潮文庫)

13.シーツを固めて置いてあるようだ、と感心する。いや、のんびりと感慨に耽っている
(『沼地のある森を抜けて』、梨木香歩作、新潮文庫)

14.フィツはおばあちゃんにぶつからないように、ペチカのそばから逃れた。飛ぶ時に羽音を
(『童話物語』上巻、向山貴彦作、幻冬舎文庫)

15.か、父からは一切訊ねられなかった。病院で問われたとき、しゃべることのできない
(『こちらあみ子』、今村夏子作、ちくま文庫)

16.どれも煙草を点すよりずっと難しそうだ。縫いぐるみたちがどれも風変わりなのは、
(『人質の朗読会』、小川洋子作、中公文庫)

17.R氏はうなずいた。
(『密やかな結晶』、小川洋子作、講談社文庫)

18.連続。少年には駒のぶつかり合う音が、メインストリートを突き進むブルドーザーの騒
(『猫を抱いて象と泳ぐ』、小川洋子作、文春文庫)

19.行き届いていた。どうせ脱ぎ捨てられるものだから、といういい加減なところが微
(『海』、小川洋子作、新潮文庫)

20.成果は既に出たとしたものである。
(『三匹のおっさん』、有川浩作、文春文庫)

21.そして、ドアの奥からウブリエットのなかへ飛び出してきたのはほうきとバケツ……。
(『ラビリンス 魔王の迷宮』、A.C.Hスミス作、野田昌宏訳、講談社X文庫)

22.のひとはこんなにきちんとできるのだろう。過不足ない態度。行き届いた言葉。それ
(『ニシノユキヒコの恋と冒険』、川上弘美、新潮文庫)

23.「……わかったわ」
(『殺人出産』、村田沙耶香作、講談社文庫)

24.「ま、ね。いろいろと。あーあ、ホフマン先生も罪なことするなあ」
(『蜜蜂と遠雷』上巻、恩田陸作、幻冬舎文庫)

25.過ぎてしまい、そこで食事することができなくなった。二人で走ったのだけれど、ドアには
(『薬指の標本』、小川洋子作、新潮文庫)

26.リンゴをむこうとして、ナイフで親指と人差し指の間を切ったということらしかった。
(『博士の愛した数式』、小川洋子作、新潮文庫)

27.ひょっこり出てきて、私にくりかえし告げるだろう。
(『Presents』、角田光代作、双葉文庫)

28.わたしはなんだか胸を突かれたようだった。回復したばかりのよろよろとした足取りで、
(『家森綺譚』、梨木香歩作、新潮文庫)

29.「可南子も、旅人も、『実学』には興味がないか。母さんの影響だな」
(『格闘する者に○』三浦しをん作、新潮文庫)

30.僕の指は、それをまだ明確なメッセージとして把握することはできなかった。それがたしかに
(『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』上巻、村上春樹、新潮文庫)

31.「そうされちゃあ、俺は御飯の食い上げだ。遠くへ逃げてしまわないように、女王
(『獣の奏者』闘蛇編、上巻、上橋菜穂子作、講談社文庫)

32.本をひっくり返したり、何人かに聞いたりしたが、
(『河童が覗いたインド』、妹尾河童作、新潮文庫)

33.らを巻くことができるという目算があった。私は軒先に並んだ鉢植えをいくつか蹴倒
(『太陽の塔』、森見登美彦、新潮文庫)

さて、これは!と正解した方はいらしたでしょうか。(※私も他の方の紹介されてる本でやってみたのですが、全くわからない、かつ、読書量が足りない、そして偏っていることを実感することとなりました。ああー!悔しい!)

もっと♡いただいているのですが、キリのいい数字(33はホビットの成人年齢!)ですから以上にて、夏の読書祭りお開きといたします〜!!

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