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【ニュース】新型コロナウイルス 海外での影響(2)~マレーシアの日用品市場~

新型コロナウイルスにまつわる状況は日々刻々と変化していますが、世界各国の経済状況に大きな影響を与えているのは言うまでもありません。

今回の記事では、マレーシアの日用品市場の現状について取り上げます。

マレーシアでは、ハンドサニタイザー(アルコール消毒液)の販売が急激に伸びており、生産が追い付かず、店頭での在庫切れが多発しています。

ハンドサニタイザーは、2019年の週平均売上が104,000マレーシア・リンギットだったのに対し、2020年では1月中旬あたりから売上が急増。マレーシアで新型コロナウイルスの感染者3名が確認された週には957,000マレーシア・リンギットにまで拡大し、2019年平均に対し9倍以上の増加となっています。(注:マレーシア国内のAeon、Aeon Big、Aeon Wellness、Caring、Cold Storage、Giant、Guardian、Mydin、Sunshine、Tesco およびWatsonsでの売上にもとづくデータ)。

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売上を牽引しているのは50mlのハンディサイズで、全体の95%を占めています。ひとつあたり4~10マレーシア・リンギット(約100円~250円)と比較的手頃な価格のもので、持ち歩いて利用する消費者が多いことが伺えます。

参考
ScanTrack Jan 2020 (Aeon, Aeon Big, Aeon Wellness, Caring, Cold Storage, Giant, Guardian, Mydin, Sunshine, Tesco and Watsons)
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