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「ハライチのターン!」と「音声配信湯気」によせて - たまにのエッセイ テレビとラジオ no.2

 最近聴き始めたラジオがある。TBSラジオの『ハライチのターン!』だ。面白い!毎週木曜日が待ち遠しい!そんな勢いで聴いている。聴き始めたキッカケは京都の下鴨でオルタナティブスペース・yugeを運営しているコニシムツキ君だ。彼はツイキャスで『音声配信湯気』というネットラジオをしていて、radikoのプレミアム会員になっているほどのラジオ好き。知り合ってまだ日は浅く、数えられる程にしか会えていない。にも関わらず数ヶ月前のこと。yugeの奥にある彼の部屋に泊まらせてもらった。朝方まで映画やアニメ・舞台やラジオの話を喋り合った。大滝詠一の曲「楽しい夜更かし」を体現化したら、たぶんあの夜だ。その、あの夜。彼が「ハライチのカルビ専用ごはんの話が面白い」という話をしてくれた。後日、YouTubeでハライチのラジオトーク集を聴いた。面白いうえにどのエピソードも聴きやすい。そして2人の掛け合いがどこか可愛い!今までは岩井を「面白くない人」として認識していたが、今となっては本当に胸が痛い。岩井のイメージといえば、数年前の『笑っていいとも!』特大号。1人でレギュラー出演していた澤部の実家を笑福亭鶴瓶が突撃する企画だ。澤部の実家のお風呂にカメラが突入すると、いいともメンバーでは無い岩井が湯船に浸かっていた。そしてCM。この湯船に浸かる岩井のカットアウトが記憶の中で留まり続けていた。しかし、ラジオで再会した岩井は別人だった。孤高な面もあるが、変に人懐っこくてかつクレイジー。少しカリスマっぽさもある。澤部の方はテレビで観る印象以上に良いダサさ。2人のトークは幼馴染ゆえの仲の良さもあってか癒し効果も微かに感じる。『ハライチのターン!』は今じゃ僕の生活必需番組になった。

 と、ここで言いたいのは、ハライチ2人の愛らしさだけではない。ハライチのラジオが面白いことを鮮度そのまま僕に伝えてくれたコニシ君の喋りの巧さ。これもだ。そして、彼がラジオで聴いたカルビ専用ごはんのエピソードを、僕に実際のオンエア尺程の時間をかけて丁寧に面白く話してくれたことを感謝したい。だがまだ感謝できていない。最近会えていないからだ。さらには毎週月曜日に生配信していた『音声配信湯気』がここ数週間途絶えている。このエッセイと似てたまにくらいが丁度良く感じたのか他に何か理由があって途絶えているのか、その真実はまだ知らない。LINEで聞いてみようか。そう思った瞬間もあったが、どうせ聞くなら彼に直接会った時に聞きたいと思う。そっちの方がたぶん楽しい。

2018.10.22


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