見出し画像

わたしのキュン!をつくる技術

本記事は、ニードスタッフが業務や趣味について思うままに書き綴るアドベントカレンダー企画「nide.inc ライトニングトーク部 Advent Calendar」の第21日目です。
nide.inc ライトニングトーク部 Advent Calendar 2020

こんにちは、nide inc.由水です。
アドベントカレンダー企画2回目の担当がまわってきたのですが、
書くことを考えたときに自分を律しないと内容が酒か食べ物に偏ってしまうので、
今日はnoteのお題に合わせたものを書いてみようかなと思います。
そのお題は #買ってよかったもの


ということで、最近、#買ってよかったもの はこれ!

画像1

めちゃくちゃかわいいでしょう!
これは、馬喰横山にある、beaver breadというおしゃれパンやさんの3周年記念グッズとしてつくられたエコバッグです。

このbeaver breadさん、
大好きなクリームパンが何種類もあって、
おつまみになりそうなパンもたくさんあって
もう最高!なのですが、

実はこのバッグを購入しに行ったときが初めての訪問でした。
Instagramでは気になっていたのですが、なかなかタイミングを作れず、
このバッグの投稿をみて、今しかない!と駆け込みました。
(現在のところ完売しているようで…なんだかすみません)

beaver breadさん、パンも、お店も、店員さんも素敵なのですが、
なによりもワタシ的に素敵だったのは
このエコバッグを周年記念グッズとしてつくられたセンスでした。

#買ってよかったもの はパンも、だけど、エコバッグ

「たくさん入る」とか、
「パラコードを編んでつくられたカラビナつきストラップがいい!」とか
機能性ももちろんなのですが
わたしに購入を即決させたのはデザインの可愛さと
このエコバッグが「スピンネーカー」という、
ヨットの帆を再利用してつくられているということでした。
(スピンネーカーは普段はたたんでいて、追い風のときに張る柔らかい帆なのだそう)
つくっているのは香川県高松市のGRAPH designという会社で

セイルナンバーやステッチ、独特の質感に魅せられて、香川県の高松でヨットセイルを再利用してバッグや小物を製作しています。すべて手作業、少人数で製作しているので大量生産はできませんが、まごころ込めて製作しています。また材料の特性上同じカタチのバッグは作れても、同じデザインのモノは2つとありません。
― GRAPH design 公式サイトより

スピンネーカーの生地感や、デザインもすっごくお気に入りなのですが、
なによりももともと違うものだったものに新たな役割を見つけて
それをもう一度世の中に出しているところに一番キュン!ときてしまいました。


キュン!のきっかけ

実は私、素材を再利用して製品を作っていることに
15年くらい前からキュン!とくるようになりまして、
そのきっかけは高校2年生のときに夏フェスで出会った、
とある環境NPOの活動に関わるようになったことでした。

環境NPOと言っても、
ゴミ拾いとかして、楽しくちょっといいことしよ!みたいな団体です。
(今も規模が大きくなり、たくさんの人に愛されています!)

当時はSDGsが採択される10年くらい前ですが、
日本の様々な企業が「エコ」や「ロハス」に目を向け始めた頃で、
学生の私にも最先端のサステナビリティの高い製品やそれに付随した技術に触れる機会が多くありました。

サンプルをいただいたり、
自分で見つけて購入したりしていくなかで、
「おなじ”モノ”をつくるなら、少しでも環境にいいほうがいい」という
特別な想いをもってうまれた技術があることを知り、
そういった技術から新しいモノがうまれる、ということに
なんというかキュン!とするようなロマンを感じるようになったのです。


わたしが使っている、キュン!なもの

今回購入したエコバッグ以外にも
キュン!ときて愛用しているもの、よく選んでいるものがあるので
少しですがご紹介しようと思います。

まずはこちらのカップ。

画像2


キャンプや夏フェスにカップを持参するときには
水筒は重たいので、必ずこのカップをもって出かけます。
このカップはEco sou lifeという
オーストラリアのテーブルウェアブランドのもの。
※Amazonなどで購入できます!

コーンスターチや竹の繊維、籾殻でつくられていて、
独特の風合いはあるものの、飲み口がざらついたり、匂いがキツかったりすることもないのでお気に入りです。
今でこそ、木よりも成長の早い竹を使ったバンブープレート・カトラリーは100円ショップでも売っているほど広く知られていますが、
当時はまだまだ作っているところも少なく、強度や機能性も考えられているものはほとんどありませんでした。
「割れてしまっても、土に埋めておけば自然に分解されるものでできている」と言われて
キュン!買いしてからもう何年も経ちましたが、
まったく割れる気配がありません…!

最近、贈り物に選ぶことが多いのが、ご存知!ittalaのタンブラー。

ちょっとしたお祝いに良く利用しています。
このタンブラーをはじめとした一部の製品は
ittalaの工場で出たガラス屑をあつめたリサイクルガラスのみを使ってつくられていて、
独特の落ち着いた色味がとても美しいです。
ギフトで送る際の包装にも気を配っていると商品ページで読んで、
さらにキュン!ときました!


普段からエコバッグは4〜5個をカバンに分けたり洗い替えとして使っているのですが、
10年以上使っているのがペットボトルをリサイクルしてできた繊維でつくられているこちらのバッグ。

画像3

帝人のエコサークルというシステムができたときに販売されていたもので、自由に絵を描いたりしてオリジナルのエコバッグを作るワークショップがよく行われていました。

画像4


画期的なシステム自体にもキュン!としましたが、
とても軽くて丈夫、という機能性を実現している技術に
感動したのを覚えています。
このエコサークルというシステムはなくなってしまいましたが、帝人のリサイクル繊維自体は発展しながら続いているようです。


キュン!はたぶんまだまだきっとある

廃材を使ったアクセサリーやインテリア、
リサイクル素材を使ったフリース、
余計な着色をせずにつくられたスニーカーなど
特別な思いを持った技術によって生み出されたものはたくさんあって、
まだまだ未来の技術も含めて知らないものがあるのだと思うと、
とってもワクワクします。

「サステナブル」だ「エシカル」だといくら言われても、
なかなか自分のなかでいいものだと思わないと
取り入れるのって難しいので、
もっとたくさんキュン!とするものをみつけて
同じように興味をもってもらえる人を増やせるといいな、と思っています。
もしなにかご存知のものがあれば、ぜひ教えてください!


馬喰横山のパン屋さん beaver bread
※コラボエコバッグは完売。入荷があればお知らせがあるようです。

再利用したヨット素材でバッグや小物をつくっている GRAPH design


この記事が参加している募集

買ってよかったもの

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?