未来の話 #詩
タイトルなんてない
この一瞬の出会いに
僕らはなんの意味を塗りだすの
手が届けばいい
本当は届くどころか
住む世界が違う
すれ違っていく暖かそうな世界線
そこに自分はいなくて
描くことも出来なくて
自分が選んだからと
自分の世界線に正しいと言い聞かせて
僕は今日も目の前の雑音に涙する
誰も満たしてくれない
誰も満たせない
それでも繋がろうと
偽りの演出者となって
体温で溶けていく
止まらない時計に
どこで消えた君への思い
もう時の中で探せやしない
全ての歯車が
今の僕らに繋がっているなら
今の歯車が
未来の僕らに繋がる
どう生きていこうか