nico

役職の無い会社員。詩人。 20年、詩を書いています。 誰かの支えになりますように。

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[コラム]ChatGPTと詩

今回のテーマは「Chat GPTと詩」 Chat GPTとはOpenAI社が開発した生成AIです。 私たちの生活において、さまざまな場面で活用されています。 今回はChatGPT(GPT4),2023年4月までの情報を持った、最新のバージョンで詩を書いたら、どのような詩が出来上がるのでしょうか。 予想ではChatGPTに詩をかけたとしても、 言葉の意味が違っていたり、人が書いた詩よりも感情表現に物足りなさを感じるのではないかと思っています。 ケース1「月が綺麗ですね」

    • あっという間 #詩

      サクラを見ながら、 また1年経ったかと 冷たい風を感じる 1日があっという間の時もあれば 1秒が長くて待ち遠しくなる時もある ただ毎日を過ごすだけで 繰り返された ルーチンのような おはようとおやすみ 気がついたら 5年、10年経ってしまっているけど そこに同じ自分はいない ちゃんと生活して ちゃんと誰かに愛されて ちゃんと前を向いて歩いている あっという間に時間は過ぎるけれど そこに今の自分はいない きっと誰かを愛してて きっと幸せを感じてて きっと泣いたりも

      • ごめんなさい #詩

        換気扇だけが永遠に回ってる 日が差しても 照らすのは誰もいない狭い部屋 隙間からすり抜けて 人混みすら避けて 歩くスピードで毎日早送り 全てを噛まずに 飲んこんで 薬飲んでただ待つだけ 誰かの声なんて 雑音でしかなくて 誰かを照らした街頭を 横目に星の光らない空を見上げる 親の名前なんて忘れた ここは誰も来れない 僕だけの世界 誰にも来て欲しくない世界 換気扇だけが永遠に回る 夕陽に照らされた部屋に 僕の影だけが伸びていく

        • 夢 #詩

          夢見て 飛び出した後ろめたさ 目の前を描いて早歩き 言葉なんて出ない これが正しい選択なんて 誰も知らない 消えないで 描く壮大な夢 追いかけ続けるから 通り過ぎないで 僕のたった一つの夢 お願いだから 間違った選択と言わないでよ まだ走るから まだ握るから

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        [コラム]ChatGPTと詩

          今日というなんでもない日

          今どんなに苦しくても 今日は今日とて もみ消すように流れていく なんでもない今日でも 誰かの別れ、苦しみはある 共有なんてされないし 分かち合うこともない 時間が過ぎれば 全てに結果が生まれている 何もなかったことすら結果として 今日が終わり 明日が来る

          今日というなんでもない日

          陽の影

          美しい作品が生まれる時は いつもどん底にいる時だ ただ生きていきた これは幸せ これは幸せじゃない 自分に思い込ませて 今を生きているだけ 僕らは 光も闇も無い世界にいるにすぎない 自分が辛くても 他の人に楽と感じてしまうように 同じ事を経験しても どう思うかで全てが変わる 善悪なんてないのに あれもこれも価値がついて 順位がある だからこそ生き甲斐が生まれる 僕も今どん底にいるのであれば 美しく咲く詩となる 言葉となる いつか笑える時がくる その日まで

          陽の影

          鳩が飛んだ #詩

          鳩が飛んだ 春の揺れる風に桜の花びらが舞う 踏みしめた一歩に命を込めて 鳩が低飛行で遠く飛んでいった 誰もが覚めぬ夜を迎えるわけで 手の届かない 見たことがないその世は 僕達全生命のゴール ねぇ たくさん笑えた? たくさん泣いて 良かったと思える 一生を過ごせた? 二度と見ることのない 桜はひらひらと 今年も可憐に咲いたよ 何も出来なかった だけど胸にしまった貴方は 僕の中で生き続ける ありがとう おつかれさま またね そう、それでも僕らは前を向く、

          鳩が飛んだ #詩

          夜更かし #詩

          眠れないから 深夜のテレビを見ながら夜更かし 当たり前に 明日があると感じるから 僕らは眠れる 嫌いなあいつを 突き放して 思いもしなかった人と 手を結んで キスをする 気づけば寝落ちして 朝起きる それが日常 死ぬってわかっているのに それしか出来ない 力の100%なんて 出せない生き物さ それでも 夜更かしする

          夜更かし #詩

          永遠に混ざる愛 #詩

          終わったつもりの 愛がまだある いつか年老いても 覚えているのかな 今もあなたから時々、メッセージが届く 返せない想い いつまで続くのか 誰もわからない ただ、過ぎ行く時間だけが わたしたちの愛を残こしてくれる いつか死んでしまっても この愛は永遠に残っていますように

          永遠に混ざる愛 #詩

          振り返ったらどう生きてきた? #詩

          どう生きるとか どれが正しいとか 結局自分が決めることでしかない 自分以外はみんな他人 当たり前だけど 僕らは共感を求めて 他人を仲間にする 独りは寂しくて 繋がりを欲しくて 結局最後は独りなのに 関わった人が 宗教をやっていても 好きな人が 見えない存在を信じていても それはその人が決めた 正しい生き方 僕らは交わることが出来ても 誰も整えてくれるわけでもないから 絡まって 引っかかって 擦れてしまう 同じ地球に生まれたことが 唯一の共通点 振り返ったら

          振り返ったらどう生きてきた? #詩

          流れる血 #詩

          誰かのためなら 喜んで この血を差し出すよ 細い管を通る 真っ赤な糸 繋げるよ 血となり 肉となり 未来へ続く 繋がるよ ここに生きた証 形として 残らなくても 僕は誰かのために生きていけるなら 全て差し出すよ 生きてる時より 孤独じゃない 埋もれて 溶けていく 僕は明日も明後日も生きていく

          流れる血 #詩

          自然の原理 #詩

          雪は解けて キラキラと流れゆく そして空へと上がっていく 自然の原理 どこまで逃げても 無限に地平線が広がっていた 幼い頃から ゴールが分からないのに まっすぐ まっすぐ 進むことだけ教えられて いつの間にか 私一人になってた みんなはどこに向かってたの 何も伝えきれていないのに ゆっくり離れてゆく 思ったより この世界は輝いていたことに 分かったのは ずっと大人になってから 何だか 心地よい 澄んだ空気を感じる 私は何処へゆくの どこまで行けるの 雪解け

          自然の原理 #詩

          疲れた体と明日 #詩

          疲れきった体を 重力に任せて 全身で横たわる 今日を忘れるように 携帯で楽しい探し物 眠気がいつ来てもいいように 部屋は暗い どこまでも 広がる無限な世界 世界の反対側を見ているよ 知らない人、見たことがない景色 近くに感じて繋がるおまじない 疲れた体を 眠気が迎えに来た 明日があるから人は眠る 毎日今日も明日へと希望をもって 僕らは重い瞼を閉じる

          疲れた体と明日 #詩

          居場所 #詩

          職場 車の中 家 部屋 居酒屋 図書館 ジム ホテル 新幹線 高速バス 船 個室 カラオケ 神社 山 海 服屋 サクセサリーショップ インターネット、、。 どこが落ち着くかって 風が私の髪をなびかせて ささやいてくる 私の居場所を感じるのは 春の陽だまりの中 もうすぐ訪れる 優しくて、癒される香りの春の世界

          居場所 #詩

          新作リップ #詩

          ”ホットコーヒーと秋空が似合うオレンジブラウン” 長い名前の新しいリップを買った。 甘く艶が 君を誘いたい 誘惑として色付く 冷えた風を切って カフェのウィンドウに写る 自分をチェックする 香る金木犀の匂いは いつだって過去を連れてくる 前を進みたいのに 交差点の信号は赤のまま 早く感じたい 早く忘れたい 早く変わりたい 新作のリップを 唇にゆっくり塗って 会いに行く 君じゃない今の彼へ

          新作リップ #詩

          記憶 #詩

          ゆっくり2人の体温が冷めていく 濡れた頬に優しくキスして 見上げた夜空は 星の見えない曇り空

          記憶 #詩