雪の上の足跡 #詩
凍える白い吐息に
溢れる想いを乗せて
誰かが通った後を見て
「足跡がない場所を探して歩くのが好き」
君が言う
僕は君が歩いた後が好きだ
タカラモノが雪の中に埋まっているから
凍える鳴き声に
どこ行くの羽ばたく鳥
普段から手を繋ぐことないけど
本当は繋いでいいのか
悩んでいるんだよ
僕はそんな臆病に君を愛している
タカラモノが雪の中に埋まっているから
全ての雪が溶けて
足跡も無くなったら
何かの価値が奪われるような気がする
だからこの雪に散りばめられた
君の足跡を追いかけるのが好きなんだ
そんな事言えないくらいに
君を愛している
僕だけのタカラモノ
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